不動産トピックス

【第25回不動産ソリューションフェア見どころ紹介】東京ガス不動産 「最新の『ESG型不動産開発』事例」

2023.11.14 10:47

出展「最新の『ESG型不動産開発』事例」

 東京ガス不動産は、昨年に引き続き2回目のブース出展となる。ブースの見どころの一つが、同社が展開している都市型賃貸マンションシリーズの「ラティエラ」での取り組みだ。
 これまで都内を中心に全28棟、1600戸を開発してきた同シリーズ。「ESG型不動産開発」を掲げている東京ガス不動産では、このラティエラシリーズのうち2棟の機械式駐車装置に、東京ガスが提供している電気自動車の充電サービス「EVrest」の導入を開始している。
 充電器への配線設計を要することや大型の充電器の設置の難しさなどを背景に、集合住宅ではEV充電器の導入が進んでいないのが現状となっている。同社では小型のコンセント型充電設備を活用することで、今年の1月に「ラティエラ横濱鶴見」へのEVrestの導入を実現。今後も駐車場を併設するラティエラの物件に、順次設置を行っていく構えだ。
 ブースでは、「(仮称)ラティエラ上野稲荷町」での太陽光パネルと木質化の採用等、環境配慮型の取り組みについて紹介するほか、VRによる内覧体験も実施予定だ。
 さらにSDGsの取り組みの見どころとして、現在開発中の「(仮称)国分寺学生寮」および「(仮称)武蔵野学生寮」がある。東京ガス不動産は今年5月、大手化粧品メーカーの日本ロレアルとの提携を発表。廃棄予定の化粧品を、建材としてアップサイクルする取り組みを行うこととした。先の2物件では、日本ロレアル製のパウダーファンデーション822個を材料とした、タイル建材が採用される。ブースでは、実際にアップサイクルされたタイルを展示。「環境に配慮した建材」の最先端を体感することができる。




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