不動産トピックス

ホテル運営会社次の一手を探る

2020.07.30 17:37

ホテル京阪が相次ぎオープン 8月1日には東北に初進出
「丁度いいホテル」をコンセプトにデザイン
 ホテル京阪(大阪府大阪市)では、相次いで新ホテルを開業。8月1日にはチェーン東北初出店となる「ホテル京阪 仙台」(宮城県仙台市)を開業させる。
 同ホテルは、JR仙石線「あおば通」駅より徒歩2分に位置、地上14階、地下1階建て。延べ床面積約8177㎡。
 客室数はシングルルーム・セミダブルルーム50室、ダブルルーム53室、ツインルーム97室、ユニバーサルルーム1室の合計201室。レストラン、ライブラリー、ランドリー、自動販売機コーナー、駐車場を併設する。
 ビジネスでの利用はもちろん、観光、レジャーなど幅広い用途で利用できる「丁度いいホテル」をコンセプトにした。自動チェックイン機を使ったスマートチェックインなどで、便利で快適に滞在できるほか、新型コロナウイルス感染症防止策を徹底する。
 客室は武家屋敷をイメージし、伊達家の家紋や筆返しのある化粧棚を取り入れることで、仙台の武家文化を感じられるようなデザインを施した。また照明や空調などをタッチパネルで操作可能なタブレットを設置、客室内設置のTVではスマートフォン画面をミラーリングすることができ、動画視聴などのエンターテイメントも楽しむことができる。全室には無料Wi―Fi、加湿機能付空気清浄機を完備している。
 朝食には、仙台名物“麻婆豆腐やきそば”、白飯には“宮城県産ひとめぼれブレンド米”、仙台七夕漬け、ずんだ餅など宮城県の名産品を取り入れたメニューを提供する。
京都駅前には3店目「和」をイメージ
 同社は7月1日には「ホテル京阪 京都駅南」(京都府京都市)を開業させている。同社にとっては「ホテル京阪 京都グランデ」、「ホテル京阪 京都八条口」に続く、京都駅前3店目のホテルとなる。
 同ホテルは、JR「京都」駅八条西口より徒歩1分に位置。地上9階建て、延床面積約6200㎡、客室はシングルルーム24室・ダブルルーム31室・ツインルーム144室・ユニバーサルルーム1室の合計200室。レストラン、ライブラリーコーナー、ランドリー、自動販売機コーナー他を併設する。客室のほとんどが16㎡以上で、照明・空調・アラームをタッチパネルで操作可能なタブレットを設置。自動チェックイン機を使ったスマートチェックインなど、最新機器を備える。
 客室のデザインは、「和」を意識したイメージ。北側の客室には窓を大きくとっており、京都駅を一望できる。ベッドマットレスはシモンズ製。タッチパネルをベッド横に設置しており、就寝時、起床時も快適に照明や空調を調節が可能だ
 ホテル京阪では現在、感染症への対策と今後の新しい生活様式に添ったサービススタンダードを「New Normal of Hotel Keihan」と称し、取り組んでいる。

ベッセルホテル開発 来館者体温検査新システムを導入
 ベッセルホテル開発(広島県福山市)では、「ベッセルホテルカンパーナすすきの」(北海道札幌市)の7月1日営業再開に当たり、来館者の体温を検温する非接触温度センサー搭載システム「HESTA AI Security Gate」を初めて導入した。
 同ホテルは、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から4月27日から休館していた。営業再開に際し、北海道庁から発表された「新北海道スタイル」安心宣言を踏まえ、来館者の安心・安全を最優先に新型コロナウイルス感染症拡大防止の取り組みの一環として導入したもの。
 同システムは、警視庁・厚生労働省などにも採用されており、札幌市内のホテルでは同ホテルが初の導入となる。フロント前で、高精度のセンサーで体温をチェック。検温時に人との接触はなく、感染リスクの心配なく安心して利用することができる。マスクをしたまま、約0・2秒で検温可能。ストレスフリーが特徴だ。
 検温後、37・5℃以上の体温を感知された来館者には、再度、接触型の体温計で正確な検温と健康チェックシートへの記入してもらい、症状により館内の利用制限を設けるなどの対応を施していく。
 同ホテルでは営業再開にあわせ、来館者に安心して利用してもらえるよう「新北海道スタイル」安心宣言を踏まえ、様々な取り組みを行っていく。
 スタッフのマスク着用や小まめな手洗いに取り組み、接客時はマスクを着用し、手洗い、うがい、消毒を強化する。出勤時の体調チェックを実施し、37・0℃以上は出勤停止するなど、スタッフの健康管理を徹底。
 施設内の定期的な換気を行い、客室清掃時は窓を開けて十分に換気を実施するほか、パブリックスペース等は空調設備を活用した換気を実施する。客室は手に触れるものの消毒強化や、パブリックスペースのアルコール消毒と清掃を定期的な実施。飛沫感染予防にクリアカーテンの設置、フロントにおける立ち位置表示を設置。
 来館者に対しては、入館時での検温と手指のアルコール消毒のお願い。館内は、常時マスク着用を依頼。朝食時は、マスクと使い捨て手袋の着用を依頼するなど。
 「ベッセルホテルカンパーナすすきの」は、2019年に開業。全体に木をふんだんに使い、日本のホテルらしい美と繊細さを追求した“和”の持っている要素をシンプルに表現しているのが特徴だ。

リソルグループが上野に開業
 リソルグループ(グループ本社・東京都新宿区)のリソルホテルでは、「ホテルリソル上野」(東京都台東区)を7月1日にグランドオープンさせた。
 同ホテルは、住友生命保険(大阪府大阪市)が建築、竣工後は全国15施設に「ホテルリソル」ブランドを展開するリソルホテルが運営を担当する。
 JR「上野」駅入谷口より徒歩1分位置し、鉄骨造、地上10階建て、客室は115室で、モダレットとツインベッドルームの2つのタイプを用意する。上野エリアはビジネス利用のみならず、多くの文化施設がある山手地域と、「アメ横」を中心に商店街や飲食店が広がる下町とが共存し、文化的融合の趣が感じられる場所にある。

フィリピン特別プラン実施
 国内最大数の一時帰国向け自主隔離物件を提供するmatsuri technologies(東京都豊島区)はこのほど、「一時帰国.com」にてフィリピン特別プランを開始する。
 6月下旬からの日本・フィリピンからの定期便再開が発表され、一時帰国の需要を見込むとともの、フライト再開見通しなどが不明で、帰国予定が読めない人でも柔軟な予約に対応できる。
 展開エリアは東京・大阪・札幌・那覇・福岡・京都。提供する部屋は、1Kから4LDK、期間は一日から半年。一人はもちろん、16人までの様々な種類の部屋を取り扱いしているため多種多様な部屋を用意する。成田・羽田では送迎も行う。

「ライズホテル大阪北新地」感染予防徹底
 信和グループのSHINKAホテルズ(兵庫県神戸市)が運営する「ライズホテル大阪北新地」(大阪府大阪市)は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から営業を休止していたが、7月1日より営業を再開させた。
 営業再開にあたり、同ホテルでは、宿泊客に安心して利用してもらうため、「新しい生活様式」に対応した感染予防対策を徹底する。
 スタッフは体調チェック、健康管理の徹底はもちろん、就業前の検温と記録の実施、マスク着用の徹底、正しい手洗い、手指消毒を実施する。  
 施設はロビー、フロントなど利用者が触れられる箇所の除菌・消毒、定期的な換気の実施、各階に手指消毒液の設置、利用を推奨する。  客室では、清掃の際の十分な換気のほか、よく手が触れる物や場所の入念な除菌・消毒を徹底化する。

ホテル三日月グループ防疫体制を確立
 千葉県と栃木県に5店舗を展開するホテル三日月グループ(千葉県勝浦市)では、帰国者受け入れの経験と亀田総合病院の監修・指導のもと、新型コロナウィルス防疫体制「三日月STANDARD」を作成。龍宮城店営業再開から順次各店の営業を再開する。
 この防疫体制は、亀田総合病院の監修・指導のもと、全スタッフが亀田総合病院の講習を受け、全店玄関でのAIサーモグラフィーによる体温確認や、全客室と食事テーブル、館内各所には、厚生労働省推奨の濃度70%台のアルコールスプレーを完備するなど、7つのポイントを踏まえた同グループのオリジナル防疫体制だ。

トリップアドバイザーが「コロナ後」旅行意識調査
 世界最大級の旅行プラットフォーム「Tripadvisor」(トリップアドバイザー 本社・米国マサチューセッツ州)では、新型コロナウイルス感染症に関して、世界6カ国の旅行者を対象に今年の3月からアンケート調査を実施した。
 4月から最新結果までを比較すると、世界的に新型コロナウイルス感染症への懸念は時間が経つに連れて「非常に心配している」の割合が下がり、「とても心配している」「心配している」に変わってきていることから、新型コロナウイルス感染症のリスクを踏まえたWithコロナの新しい生活に順応してきていることが分かった。
 そして、引き続き旅行の重要性は高いものの、アウトドアや自然散策、ドライブといった旅行へのニーズがより高まっており、今後の旅行回数については減少傾向も見られ、コロナ後における旅行者の意識や在り方が変わってきていることが鮮明になった。
 例えば「国内旅行が回復して日本人旅行者がもっとも重要と思う点は?」では、近場の旅行に関して4月上旬に調査した時と比較すると、「半年以内」と答えた人が34%から50%と16%増加し、「3か月以内」も12%増加した。


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