不動産トピックス

日本橋特集 文化発見芸術探訪 ボタンの博物館

2020.02.24 17:00

浜町 「ボタンの博物館」 世界に一つだけのボタン博物館

 都営地下鉄新宿線「浜町」駅から、徒歩5分ほどの場所に位置している「ボタンの博物館」。服飾附属品メーカー「アイリス」(群馬県太田市)の文化活動の一環として、1988年11月に開館した。世界初で唯一のボタンに特化した常設博物館であり、収蔵品は6000点におよぶ。そのうち館内に展示されているのがボタン2000点、バックル500点ほどとボタンに関連した資料。同社執行役員の藤浪博臣氏は「当時の東京本社ビルの一フロアに開設しました。2011年、東日本大震災が発生した際に建物の耐震強度に問題があることが判明して長期間にわたる改修工事を行いました。こちらを経て、2018年11月に再開する運びとなりました。現在、本社機能は千代田区に移転し、博物館が入居するフロア以外はテナント様に貸し出しています。なお、工事期間中は当社の大阪営業所内に移して展示を行っておりました」と話す。
 同社が日本橋・浜町の地にボタン専門の博物館を開設した経緯をうかがった。藤浪氏は「まず、東京本社の所在地であったということが一つになります。先代社長がヨーロッパを始め、世界各地から収集した貴重なボタンを多くの方々に見ていただきたいという思いがありました。そして、普段気に留めることが少ないと思われるボタンに注目していただけるようになればと願い開館に至りました。『ボタンについてもっと関心を持ってほしい』という思いから、館内のテーブル席を当社の商談スペースとして利用することもあります」と語る。
 今後の展望について、藤浪氏は「従前より、服飾を学ぶ学生の方が多く訪れておりました。博物館の見学をカリキュラムに取り入れている専門学校もあります。近年、蔵前など近隣地域の人気が高まっていることが影響して、来館者数が増加の傾向にあります。当社が存続する限りは、博物館の運営を続けていく方針です。服飾附属品メーカーとして、今後も引き続きボタンの装飾性を訴求してまいります」と語る。


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