不動産トピックス

編集後記

2020.01.06 16:50

 2019年はことビル業界にとっては災いは少なかったように思える。都心に限定すれば稼働率は空前の高さとなり、賃料も徐々に強気姿勢が広がっている。中小ビルのオーナーも、取材しているところに限れば、空室に悩みあり、とは見えない。ただ不動産業界全体では陰りも見える。サブリース問題は日本の不動産業界の「お粗末さ」を知らしめたが、外資のWeWorkやOYOも不振が聞こえる。日本のWeWorkは「業績は良い」とも聞こえるが、果たして一回「土」のついたユニコーンを入居者がどのように評価するかはこれから。五輪以後も見据えて備えたい。(萩原)

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