不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2019.12.02 11:20

■「数年前とはオフィスの貸し方が変化してきました。特にシェアオフィスやコワーキングスペースなどのサービスオフィスの普及・広がりは驚くべきスペードで、今後も非常に注目の分野です」と語るのは、内神田に保有する「豊島屋ビル」5階で、自社運営のシェアオフィス「RITA OFFICE」を持つ神田豊島屋(東京都千代田区)代表取締役会長の木村蓉子氏だ。
 昨今のWeWorkの拡大・拡張、また従前からあるリージャスやサーブコープなど、ハイスペックのオフィス環境と充実したサービス内容を強みに展開する事業者に対し、後発組とはいえ拠点数を着実に増やし、会員からの満足度の高いサービスオフィスも増えてきた。更に企業もテレワークやリモートワークを許可し、育児や介護に取り組みながら働くワーカーの支援を行うケースも珍しくなくなってきた。
 木村氏は「今後どれほどの勢いで普及し続けるかはわかりませんが、需要は変わらず落ちないのではとも思います。ちなみに『RITA OFFICE』の稼働状況は良好です。個人事業主や地方企業の支店ニーズなどに対応でき、また丸の内・大手町といった大手企業が本社を構えるオフィス街に近いことも要因として挙げられます。この好調な状態に慢心せず定期的にビル内のリニューアルや設備機器の更新、テナントサービスを行っていく次第です」と語る。

■動画管理システムやCG制作などの事業を手掛けるPeeVee(ピーヴィー、東京都中野区)は、不動産業界向けのプラットフォーム「PEPMP(リプンプ)」を提供する。リプンプは、バーチャル上でのインテリアコーディネートを可能にしたサービス。バーチャル技術やCGを駆使して、入居前の空き部屋に家具・家電などを配置したイメージ空間を同社のプラットフォーム上で観ることができる。新築・中古・賃貸・リフォーム物件などジャンルを問わず、室内空間を高画質のCGで再現した。結果、新築物件においてはモデルルームを数部屋用意する必要もない。モデルルーム用のコストを抑えることができ、入居希望者は現地に行っての内覧も解消した。
 制作本部・部長の岡田信哉氏は「賃貸住宅の市場ではIoTやVRなどの普及は進んでおりますが、ビル業界はもう少し掛かるでしょう。一番先に取り組み、業界のニーズに上手く合致した企業は伸びてゆくでしょう。システムを更に向上させ、ビル業界に適したサービス仕上げてゆきたいです」と語った。


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