不動産トピックス

今週の一冊

2019.06.17 17:19

物件取得を念頭に時期を見計らう

不動産業界の動向とカラクリがよ~くわかる本
著者:磯村 幸一郎
発行日:2018年11月6日
発行所:秀和システム
価格:1500円(税別)

 「不動産業界に就職しようとする学生、中途応募者」を対象にしたという本書であるが、なるほど業界知識のない方にも分かりやすくまとめられている。
 不動産業界の仕組みから給与水準平均といった就職本らしき面から、大手不動産会社の沿革・特色や動向、ランキングなど、雑学的な読み物としても面白い。第5章「後を絶たない免許の取り消し(行政処分の実態)」では悪評高い不動産業界を実感する。
 業界を健全にしようという気概のある若き不動産オーナーや取引業者も確かに存在しているが、彼らの努力はこの巨大な業界では実を結ぶ日はいつになるだろうか。
 本書の最終章「不動産業界の将来動向」を眺めていると、緩やかにではあるが従来と違う方向へ進んでいる大きな流れを期待してみたくなる。融資の方向性はどうなるのか、オリンピック後の相場は、大阪万博後の建築費は、など明るいイベントにはその後の市況への懸念がつきものだ。だがまずは現状を直視すべきだ。
 「二極化、IT化で変化する業界の今」を知るために最適な一冊。


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