不動産トピックス

第20回不動産ソリューションフェア見どころ紹介「誰もが実践できる賃料アップ攻略術~経営座談会~」

2018.10.15 13:26

10月16日 15時20分~16時10分 E会場

 現在の貸ビル市場は、大手オフィス仲介会社やシンクタンクなどが発表するデータから読み取る限りは、おしなべて好調であるといえる。特に都心部の空室率は非常に低い水準で、新築物件を中心としていずれも満室稼働状態。入居企業の館内増床を見越しての予備空室を残すのみというビルは少なくない。Aグレードビルの市況が安定していることでそれ以外のグレードのビルについても玉突き状態で好調の波が押し寄せている状況である。とはいえ貸ビルエリアによってその並みの強弱はある程度存在し、またビルの築年数や規模感、スペックによってもその濃淡が出やすい状況にある。
 貸ビル市場の大半を占めるであろう中小規模クラスの既存ビルはどうだろうか。前述したように条件により差はあれど、好調の波はどうしても時間差を生みながら遅れてやってくる。場合によっては好調の波が届く前に市況の潮目が変わることもあるだろう。ビル経営者としては、市況の波に左右されず長く高稼働を続けることのできる運営術を身に付けることが、貸ビル経営に求められる重要要素といえる。入居企業に支持される人気のビルを目指すということは、市況の波に左右されることなく適正な賃料を提案できるということだ。理論的には分かっていても、これがなかなか難しいものである。社会全体の景気が冷え込めば貸ビルに入居している企業が固定費を抑えたいと考えるのは自然のことだからだ。
 このパネルディスカッションでは賃料アップを実現させるために必要はこととは何かを考える場となる。登壇するのは東京・渋谷で貸ビルを経営する峰岸直也氏、上野で貸ビルを経営する高橋正晃氏、そして不動産のエキスパートであるIAC財産設計の竹内敬雄氏。まず社会・経済といった外部環境と照らし合わせながら貸ビル市場がどのように推移してきたかを振り返りつつ、募集時あるいは更新時に賃料アップが望める局面があったのか、そして賃料アップを交渉の俎上にのせたのか、それぞれの立場から語られる。ビルオーナーである登壇者たちは、賃料アップを実現するためにどのようなアイディアと工夫を行ってきたのか、そこにはオーナー自身の自助努力は当然ながら、周囲の貸ビル市況の変化といった風向きを敏感にキャッチする能力も求められるだろう。冒頭でも述べたが現在の貸ビル市況は全体的に見れば良好な状態というのは疑いようのない事実だ。しかし漫然と構えているだけで入居企業が新たにやってくる時代ではないというのも周知の事実であろう。既存の入居企業の満足度を高め更なる賃料アップを目指すために、そして新規の入居企業を獲得し適正な賃料で成約するために、個々のオーナーが持つビル経営に対する持論と比較しながら登壇者の意見に耳を傾けてほしい。


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