不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2018.02.12 17:43

■古民家をリノベーションしオープンした「旧三福」は、レンタルスペースとコワーキングスペースを導入した施設。小田原エリアで新たなビジネス拠点の創出に付与した内容だ。
 以前は路面店に「三福」という中華料理屋が入居しており、周辺地域ではちょっと名の知れた店舗であった。「旧三福」を管理する旧三福不動産(神奈川県小田原市)共同代表の山居是文氏と渡邊稔氏は「以前入居していた中華料理店の知名度の高さに驚きました。最後は客足が途絶えて閉店したと聞いていますが、利用客からの親しみや人気は高いと聞いています」と語る。
 また旧三福不動産の設立後、「旧三福」の賃貸部分を更に拡張するリノベーションを実施。古さを生かしたレトロやヴィンテージオフィスとして提供しているが、この良さも以前の飲食店が影響しているとのことだ。拡張した部屋数は全部で5部屋。内1室が同社オフィス、2部屋がコワーキングスペース、更に2部屋が賃貸オフィスとして構成されている。ちなみに同物件の所有者は近隣に住む地主で、同社がサブリースとして運営・管理している。

■東北の玄関口「大宮」駅から徒歩4分に位置する「飯田ビル」。運営する飯田雄司氏はビル経営はもちろん、地元をより活性化するために様々な活動をしている。そのうち一つがサッカー観戦だ。
 「大宮アルディージャを応援していて、よくNACK5スタジアム大宮へ観戦にも行きます。現在はJ2リーグですが、やはり地元のプロサッカーチームが頑張って切れると街中が賑わいますし、サッカーファンからも注目される街になるとうれしいですから。今シーズンこそ優勝を目指して頑張ってほしいです」(飯田氏)
 ビルオーナーの会合に積極的に参加し、ビル経営についての情報交換にも余念がない。地域を一体化させ大宮を活性化させることに、飯田氏は今日も全力投球だ。

■JR東海道線・小田急線「藤沢」駅直結の「フジサワ名店ビル」は、月1~2回程度で同ビル1階中庭の「ハゼの木広場ステージ」において、音楽イベント「湘南SQUAREステージ」を開催している。
 開催日は月頭の日曜日、もしくは月末の日曜日に行われるイベントで、地元の若手ミュージシャンやベテラン音楽バンドを呼んで行う企画。同ビルを中心に藤沢エリアの活性化に合わせた若年層の支援や地元の湘南地区を好み住む若年層の流出を防ぐ、また好きな音楽を続けられるようにと思い、街が賑やかにもなる音楽イベントを始めた。
 フジサワ名店ビル(神奈川県藤沢市)代表取締役社長の山田秀幸氏は「創業時から地元密着をテーマにビルを展開してきましたが、『湘南SQUAREステージ』も同様に地元の良さをもっとアピールするイベントとして始めました。地元にはこんなに優れたバンドやミュージシャンがいるんだと知るキッカケになってもらい、更に出演した人の人気も高まっていくことでイベント自体の価値も上がっていくものだと思います」と語った。

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