不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2017.06.19 11:09

■地域活性化のために尽力している内藤太郎氏。JR横浜線「町田」駅近くに立地する「内藤ビル」のオーナーであるとともに、同ビル3階に構える買取ショップ「お金のなる喜」の代表も務める。かつては所有しているビルを映画「まほろ駅前狂騒曲」を舞台として無料で貸し出したこともあり、これが始まりとなって知り合いを中心にして様々なアドバイスや支援を行っている。
 「最近、時計の修理に来店された方にこのような話をしたら、『経験談などを講演してくれないか』と言われました。その方は経営コンサルタントとのことで、地方における活性化なども行っているようです。まだ具体化はしてませんが、もしかしたらそのような機会もあるかもしれません」(内藤氏)
 具体化した際には、弊紙にて続報する。

■先月27日に開催された「バケーションレンタルEXPO」。最近、新法が成立した民泊などをはじめとして、マンスリーマンション事業者なども出展するなど幅広い層が集うこととなった。同展示会の主催会社の一社であるオックスコンサルティング(東京港区)代表取締役の原康雄氏に総括を求めると「この第一回目は我々にとっては助走期間。本番となるのは第二回目以降」と話す。
 原氏によると、民泊やバケーションレンタルに対しては不動産業界においても大手のデベロッパー事業者が動きを見せているという。「実際に動いているのは『新規事業開発』などの部署に属する方で、少人数で動いているようです。そのため、社内でもあまり認知されていなくて、まして外からはほとんど認識されてません」と打ち明ける。
 「第二回目は来年春頃の開催を考えていますが、ここで彼らに講演をお願いすることも考えています。新しい発見とヒントを得れる展示会になっていくと確信しています」(原氏)

■小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅から徒歩3分に立地する「セガワビル」を所有する瀬川弘之氏は、下北沢南口商店街振興組合の代表でもある。瀬川氏は「今年も秋口に南口商店街が企画・運営する祭りを実施予定です」と話す。
 下北沢には複数の商店街があり、各商店街が連携してイベントや催し物を定期的に開催している。下北沢全域で開催することも多く、各々で実施するイベントも合わせれば毎月下北沢で何かしらイベントが行われている。このようにイベントが定期的に開催できる要因として、車が進入し難い建物密集地である点と幹線道路などで街が分断されていない点が挙げられ、更に小田急線の複々線化も進んでいることから年々商店街が協力しやすい体制になりつつある。
 瀬川氏は「車の交通があればそれだけで反対側への行き来が難しくなり、通りを封鎖しての催し物も実施し難いです。ですが下北沢は古い密集した街並みが残っているため隣接する建物同士の協力がし易く、商店街同士のイベントも開催しやすいです。また各エリアはそれぞれ雰囲気が異なり、その雰囲気にあった店舗が出店しているため、訪れた人はそれぞれの街を楽しむことができます」と下北沢の特長について語った。

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