不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2017.06.19 11:11

■三井ホーム(東京都新宿区)は九州支店熊本営業所において2×4工法による注文住宅の構造材に熊本県の杉材の使用を開始したと発表した。熊本県は国としての国産材使用の機運が高まると同時に「熊本県公共施設・公共工事木材利用推進基本方針」を策定。県内の市町村において県産材利用の促進に関する方針が定められておりかねてより県産材の利用拡大が図られていた。一方で同社の採用している2×4工法は以前は輸入材がほとんどを占めていたが2015年の国産杉材の「ツーバイフォー工法構造用製材JAS規格」の改正、JAS製材工場の整備などにより国産材利用がしやすくなった。

■埼玉県狭山市にある団地「新狭山ハイツ」の活性化に尽力する団地生活デザイン(埼玉県入間市)の代表、山本誠氏。団地の1室をオシャレなシェアハウスに改修、自らリノベーションを手掛ける人物だ。見事な仕上がりに建築関係の経験が長いのかと質問したところ、返ってきた答えが「建築はまったくの素人で、見よう見まね」とのこと。
 山本氏は高級バイク・ハーレーダビッドソンの熱烈な愛好家で、本格的にバイクのメカニックを学ぼうと単身渡米。アメリカのディーラーで技術者として働いていたという。建築は機械設計に通じる部分がある」(山本氏)そうで、その知見をリノベーションにも生かしたというのだ。
 「扱うものは『鉄』から『木材』に変わっただけ」と笑う山本氏。身につけた技術力は一生ものだ。

■産業廃棄物処理会社のナカダイ(東京都品川区)と、建築物のリノベーション等を手掛けるオープン・エー(東京都中央区)が手を組んだ。一旦は棄てられたモノを蘇らせ、新しいプロダクトとして社会に還元させるアップサイクルプロジェクト「THROWBACK」を開始。中央区日本橋馬喰町にあるリノベーションビル「ザ・パークレックス日本橋馬喰町」で11日~18日まで、廃棄物から生み出したプロダクト等を展示する「産廃からはじまる創造/想像展」を開催した。
 12日にはプレス・企業関係者・CSR担当者等を対象にしたトークショーを実施。通常、こうしたトークショーは取り組みの説明に終始するものだが、THROWBACKを拡大普及させるためのアイディアを参加者とのディスカッションで導き出そうという意図もあり、参加者から様々な意見・感想が飛び出した。今後はプロダクトの作り手となるデザイナーをはじめ、活動の趣旨に賛同する企業等の参加を促すオープンなプラットフォームを構築することを視野にいれている。

■飯村不動産は茨城県水戸市に複数のビルを所有している。同社が所有するビルは「第1ビル」から「第7ビル」までナンバリングされているが、現在「第4ビル」は欠番。「4」は縁起が悪いと避けるビルオーナーもいるためこちらもそうした事情かと思いきや、さにあらず。かつては代表の飯村和久氏によると「『第4ビル』も所有していましたが、こちらは水戸市内ではなくやや離れた友部にあったため管理の手間などから売却しました」ということだ。

■東京都国立市にある「向陽ビル」には、かつては通りに面して袖看板が設置されていたが現在では取り外されている。オーナーである小田克彦氏にきくと、数年前に大規模修繕に取り外したとのこと。「看板落下事故の報道を受け、安全性を考えて取り外す判断をしました」と小田氏は語る。取り外し前にはテナントにも意見を聞いたそうだが、テナント側も快く賛同してくれたということだ。

■台東区三筋に「ピラミッドビル」を所有する尾上貿易(東京都台東区)。代表取締役の尾上敏夫氏は皮革製品の卸業者で経験を積んだ後に独立。一代で同社を築いた。現在は本業のほかにも上野・東日本橋などに不動産を保有するオーナーでもある。管理・PM業務を担当するアースウィンド(東京都中央区)とは「長い付き合いになる」と尾上氏は話す。同社が上野に保有する「尾上貿易上野ビル」1階にはアースウィンド上野店が所在。上野はアースウィンドにとって創業の地であり、尾上氏は「河野社長がアースウィンドを設立された時から大変お世話になっています」と、両社の間にある深い絆を示した。

■アルティメット総研(東京都新宿区)は運営する大家が自ら入居者を募集する部屋探しサイト「ウチコミ!」の設立5周年を記念して今月14日よりロゴ、ウェブサイトをリニューアルした。「ウチコミ!」は物件を一番よく知る大家が自らの言葉でPRできる、インターネットを通した「特設取引」の時代に対応した新しい入居者募集サイト。「デキるがいっぱい!」をテーマに今までにない部屋探しのスタイルを提案中。6月13日現在でサイト登録者数2万6000人を突破。更なる拡大、サービスの充実を図る。今回、従来のサイトより使いやすく、わかりやすい、シンプル、見やすい、検索しやすいページへとリニューアルした。

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