不動産トピックス

第18回不動産ソリューションフェア注目の出展企業・セミナー紹介

2016.09.12 16:10

 70以上のセミナーが揃う「不動産ソリューションフェア」。ビルオーナーのパネルディスカッション、士業による専門的セミナーは圧倒的な人気を誇る。特にビル経営を窮地に陥れるトラブル対策は必聴に値する。

セミナー・渡部会計事務所 「間違いのない相続」のための基礎講座 
 今年4月より連載がスタートしたコラム「新進気鋭の税理士が語る 意外と知らない税のコト」。執筆するのは渡部会計事務所(東京都渋谷区)の渡部和広税理士だ。同氏が税理士を志すようになったのは30歳を過ぎてからという、異色の経歴の持ち主。独立開業してからは「話しやすい税理士事務所」を目指し、起業家の支援から相続・贈与などに関するコンサルといった資産家向けのサービスを展開している。  不動産ソリューションフェアでは、「相続税の仕組みと相続対策~不動産オーナーの注意点~」というテーマでセミナーを予定している。不動産を所有するオーナーであれば、相続は誰もが通る道。しかし一般論で語られる相続対策が、必ずしも自身にとって最善策になるとは限らない。このセミナーを通じて相続税の仕組みを今一度学ぶと同時に、次の世代に資産を継承していくために必要なノウハウを蓄積して頂きたい。


セミナー・章司法書士法人  テナントの違法行為、賃料滞納などビル経営を揺るがす問題を未然に防ぐ
 昨年好評だった章司法書士法人(東京事務所:東京都千代田区)の代表司法書士、太田垣章子氏によるセミナー講演が今年も登場する。賃料滞納による明渡し案件の受託数は延べ2000件を誇り、テナントビルにおけるトラブル解決の専門家だ。
 空前の起業ブームが到来しているが、太田垣氏によると「会社設立のハードルが下がったことでテナントトラブルが増加している」と警鐘を鳴らす。以前は有限会社の設立には300万円、株式会社の設立には1000万円の資本金が必要だったが、今では資本金の額に限らず会社が設立できるようになった。「そのため、与信の低い企業が増え、中には犯罪目的で会社を設立するケースも増えている」(太田垣氏)という。こうした「グレー」な企業は入居費用が高額な新築の大規模ビルには入居せず、賃料がリーズナブルかつ与信調査が甘い既存中小ビルに入居するケースが大半だ。入居審査ではまっとうな事業を展開している会社だと思ったが、いざ入居してみると裏で犯罪に手を染めているという事態に陥る危険性も捨てきれない。また、違法性はなくても甘い見通しで設立されたベンチャー企業が賃料を滞納するというケースも少なくない。こうしたテナントとのトラブルをいかに防ぐか、仮にトラブルに発展した場合、どのように対処すべきか、明渡し訴訟のプロである太田垣氏が対処法を伝授する。


中小オーナーパネルディスカッション 
 ビル経営を行っている中でトラブルはつきもの。ビルオーナーも問題が起きないように常日頃気を使ってできる限り未然に防げるように対策は講じてはいるが、想像も付かない形でトラブルは舞い込んでくることもある。今回の中小ビルオーナーパネルディスカッションのテーマは「(仮)ビルオーナーが語るトラブル事例と解決策」となっている。ビルオーナーが今までに実際に経験したトラブルを紹介し、どのように解決したかを語ってもらう。登壇してもらうのは若手ビルオーナーが中心。上野でビルを運営する高菱商事の高橋正晃氏、渋谷からは飯島興業の飯島朋央氏と和光建物の竹岡剛志氏。そして、静岡県浜松市にてビルを管理・運営している浜松委托倉庫からは須山貴司氏。トラブルといっても対人においてのトラブルをはじめ、設備の不具合、環境的なトラブルなど千差万別。思いがけないトラブル事例なども紹介する予定となっている。日時は10月18日火曜日の13時~13時50分。会場はC会場を予定している。

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