不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2013.05.27 16:12

シュナイダーエレクトリック 中小規模ビル向けBEMSソリューションの提供開始 BEMSアグリゲータ認定を機に
 エネルギーマネジメントサービスを世界中で展開するシュナイダーエレクトリック(本社・フランス、日本本社・東京都港区)は今年3月、経済産業省資源エネルギー庁の外郭団体である環境共創イニシアチブが行う「エネルギー管理システム(BEMS)導入促進事業費補助金」事業において、導入支援を実施する「エネルギー利用情報管理運営事業者(BEMSアグリゲータ)」の認定を受けた。同社では世界各国でBEMSソリューションサービスを展開しており、昨年10月には日本市場への参入を発表。ビル設備管理・制御の効率向上に貢献し、総合的なビル設備管理コストの削減を実現するBEMS統合ソリューション「SmartStruxure(スマートストラクチャー)」を発表してきた。
 BEMSアグリゲータの認定を受け、同社ではBEMSアグリゲータ補助対象システムとして、配線工事が不要な無線方式を採用した中小規模ビル向けのBEMSソリューション「SmartStruxure Lite(スマートストラクチャー ライト)」の発売を21日に発表した。
 「スマートストラクチャー ライト」は、中小規模建物向けに特化したシンプルかつワイヤレスによるビル設備管理・制御システムであり、冷凍・冷蔵器制御、温度センサー、扉開閉、照明、CO2管理など、様々な建物内のエネルギーコントロールの効率化を実現する。また、同システムは建物の設備改修工事などでの導入に適していると同時に、ワイヤレス方式の採用により設置工事の時間短縮を実現し、入居テナントの業務への支障を最小限に抑えることが可能である。
 同社ビルディング事業部バイスプレジデントの指原洋一氏は、「『スマートストラクチャー ライト』はシンプルなシステム構成で汎用性が高く、低コストで導入が可能なことから短期間での投資回収も可能です。社会的なニーズとなっているエネルギーマネジメントの事業領域について、当社では非常に大きな裾野を有する中小規模ビルへの『スマートストラクチャー ライト』の提案を中心に事業展開を行う予定です」と話している。

ダイキン工業 ビル用マルチエアコンをモデルチェンジし発売
集中管理コントローラーを接続すれば建物内の空調を一元管理
 ダイキン工業(大阪市北区)は、ビル用マルチエアコン「Ve―up 4.」シリーズ全機種をモデルチェンジし、7月1日より発売する。
 同製品は、熱交換器の銅管の薄肉化による伝熱性能向上と、冷暖房負荷が低い中間期に消費電力を最小限に抑える制御を新たに採用することにより、シリーズ全機種において業界トップのAPF(通年エネルギー消費効率)を達成する。また、独自の冷媒温度制御により圧縮機の消費電力を抑える「省エネチューニング機能」を搭載し、使用時の冷やし過ぎや暖め過ぎを防ぎ、省エネと快適を両立する。さらに、同製品に集中管理コントローラー「インテリジェントタッチマネージャー」(別売品)を接続すると、建物内の空調設備を容易に一元管理することができる。同社によれば、今回発売する「Ve―up 4.」シリーズと「インテリジェントタッチマネージャー」を同時に採用した場合は、自動で省エネ制御する「省エネ当番Light」サービス(有償サービス)を3年間無償提供するとのこと。この「省エネ当番Light」サービスは、空調機の設置条件や気象状況によって日々変化する負荷状況を同社が遠隔監視し、通常運転時に対して年間電気代を最大約20%削減する。同社独自の空調制御ノウハウを生かし、快適性を維持したままビル全体の効率的なエネルギー管理を実現することしている。

ブリヂストン 低層建物向け積層ゴムを発売開始
 ブリヂストン(東京都中央区)は13日、高減衰ゴム系積層ゴムシリーズの「X0・4R」の発売を開始するとともに、「鉄粉・ゴム混合材プラグ挿入型積層ゴム」のサイズラインアップを拡充すると発表した。今回の商品発売に際し、「X0・4R」で33サイズ、「鉄粉・ゴム混合材プラグ挿入型積層ゴム」で56サイズについて、建築基準法に基づく国土交通大臣認定を取得している。
 「鉄粉・ゴム混合材プラグ挿入型積層ゴム」は高層ビルのような柱1本あたりに大きな荷重がかかる場合に採用されることが多く、高減衰ゴム系積層ゴムシリーズは建物の大きさや種類に応じて幅広く採用されている。新商品である「X0・4R」は、中低層の建物に対して最適に設計され、地震時の建物の揺れをより緩やかにすることが可能になった。また、地震の繰り返しの揺れに対して、免震ゴムが毎回安定した揺れ方をするように改善したことにより、建築設計時における地震シミュレーション精度が向上している。

東芝ライテック LED投光器を「フットボールセンター富山」に納入
 東芝ライテック(神奈川県横須賀市)は、メタルハライドランプ1kW形相当のLED投光器を試作開発し、今月25日に富山県滑川市に竣工した「フットボールセンター富山(日医工スポーツアカデミー)」に96台納入した。
 総面積3万4000m2、105×68mの人工芝フィールド2面で構成される「フットボールセンター富山(日医工スポーツアカデミー)」に納入したLED投光器は、従来の1kW形メタルハライドランプ投光器とほぼ同等の明るさを実現し、約54%の省エネルギーが図られることになる。また、LED投光器の寿命は4万時間と、メタルハライドランプ投光器と比較して約4倍の長寿命を実現している。このため同製品はメンテナンスコストを大幅に削減することが可能となり、高所での保守作業を伴う競技場等の照明に適している。
 メタルハライドランプ等のHIDランプは、特性上、電源スイッチを入れてから明るさが安定するために10分程度、また、消灯後ただちにスイッチを入れてから再び点灯するために30分程度の時間がかかる。LED投光器は瞬時点灯、瞬時再点灯が可能であるため、停電復旧後等、ただちに明るさを確保することができる。また、この特長を生かし、暗転などの演出照明やこまめな点灯・消灯による更なる省エネが可能である。

富士通システムズ・ウエスト 建物総合管理システムを開発
 富士通システムズ・ウエスト(大阪市中央区)は、建物総合管理システム「Patina(パティーナ)」を新たに開発し提供を開始した。
 「パティーナ」は、設備保全管理などの現場業務に加え、建物を維持運営していく上で必要な投資判断やエネルギー管理などのマネジメント業務をトータルに支援するシステムである。また、この「パティーナ」は63社73事業所で導入されている同社製品「EDRAS(エドラス)施設管理」をもとに機能を強化・刷新した製品で、設備管理、保全計画・実績管理などの現場業務はもとより、建物で使用する電力や水などのエネルギー管理やコスト管理等のマネジメント業務まで、建物にかかわる業務を総合的に管理することができる。
 同製品は、保全計画の立案、日々の作業日報登録、消耗品管理、設備に関係する文書・図面の管理、保全記録等の検索機能等、日々の設備運転業務で必要となる機能を標準で搭載。さらに、点検検針業務機能はモバイルにも対応が可能で、素早く正確な業務遂行を支援する。また、エネルギー管理指定業者に義務付けられているエネルギー利用状況の管理、提出する定期報告書の作成などの管理機能を搭載。約50種類の帳票出力機能を搭載し、帳票は全てエクセル形式のため再加工も容易で、集計や報告に関わる時間を削減する。

関電エネルギーソリューションほか 4社がデータセンター用の高効率空冷パッケージ空調機を共同開発
 関電エネルギーソリューション(大阪市北区)、高砂熱学工業(東京都千代田区)、東芝(東京都港区)及び東芝キヤリア(東京都港区)の4社は、データセンター用前面吹出しタイプ高効率空冷パッケージ空調機を共同開発した。同製品は東芝キヤリアが製造を担当し、関電エネルギーソリューションのデータセンター空調システム「ムーロブレッザ」、高砂熱学工業のデータセンター空調システム「アイデーシーエスフロー」、東芝の「モジュール型データセンター」の空調システムにそれぞれ運用し、今月より各社が提案・販売活動を行っている。
 今回開発されたパッケージ空調機は、従来の下吹出し方式と異なり、背面吸込み前面吹出し方式を採用。フリーアクセスフロアを利用した床下空調流路の圧力損失をなくし、ストレートなサーバー室への空調流路が可能になり、屋内ユニットにおける空気搬送動力を約3分の1に低減する。また、モジュール設置型パッケージ空調機であるため、サーバーの段階的な増設に対し、機動的な空調機の増設が可能である。データセンター適用開始から中長期的なエネルギー効率化に寄与するとともに、従来の床吹出し空調方式での床下スペースを不要とすることで、階高の低い通常オフィスビルでのデータセンター構築にも対応できるようになっている。


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