不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2013.03.25 13:52

日立アプライアンス 自然冷媒CO2のヒートポンプ給湯器の新製品を発売
 日立アプライアンス(東京都港区)は、自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機「日立業務用エコキュート」15kWタイプの新しいラインアップとして、日立独自の給湯方式「水道直圧給湯」を採用したCDシリーズ(一般地仕様)を4月20日に、CDKシリーズ(寒冷地仕様)を5月20日にそれぞれ発売する。
 エコキュートは、地球温暖化係数が極めて低い自然冷媒(CO2)を使用したヒートポンプ給湯機で、大気中の熱を集めて湯を沸かすので、給湯にかかる光熱費が大きく抑えられるほかCO2排出量も低く抑えられるという特長を持つ。
 新シリーズは、既存の15kWタイプと同様に、湯を沸かす15kWヒートポンプユニット1台と、湯をためるタンク容量560Lの貯湯ユニット1台~3台の組み合わせを基本システムとし、8システムまで連結が可能。これにより、1日当りの給湯量最大約2~30トンが必要な店舗や施設において、それぞれの使用湯量にあわせたフレキシブルな導入が可能となっている。
 また、昨年8月に発売した小規模店舗向けの10kWタイプRHK―10BDS(給湯量約2トン/日)に引き続き、水道水を瞬間的に設定温度に沸き上げて給湯する「水道直圧給湯」方式を採用。これにより、井戸水や硬度の高い水道水での使用や、ビルの屋上設置を可能にする階下給湯、階上給湯に対応可能。さらに、「水道直圧給湯」で瞬間的に沸き上げた設定温度給湯(約35~60度)と、タンクの湯を用いた高温水(約65~80度)の「2温度同時給湯」も可能となり、例えば、食器洗浄機では約80度、給湯栓では約42度などの異なる温度の湯を同時に給湯できる。加えて、水道圧そのままのパワフルな給湯も実現している。

LIXIL 設置環境に合わせた太陽光発電システムの発売を開始
 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(東京都千代田区)は、新モジュールを採用し、従来品より最大出力を約30%向上させた太陽光発電システム「ソーラーベース」(ロータイプ、折板タイプ、柱建てタイプ)を2月より発売開始した。
 新採用されるモジュールは、発電効率の高い「単結晶セル」を採用。最大出力250Wと発電能力が高い点が大きな特長となっている。また、今回このLIXILオリジナルのモジュールを従来品の変換効率14・9%から15・4%へとアップさせ、モジュールを大型化することで、1枚あたりの最大出力190Wから250Wに向上させている。
 また、日々の発電量などをチェックできるカラーモニター(2タイプ)も一新。発電量や売電量などを、子どもから高齢者までが楽しめるデザインとなっている。
 ラインアップは、第1種および第2種低層住居専用地域など高さ制限のある地域にも対応し、高い耐風圧強度も実現する「ロータイプ」、折板屋根の中心である重ね式・ハゼ式に取り付けることが可能な「折板タイプ」、建物構造上、屋根にシステムが取り付けられないなどのニーズに対応する地上設置型の「柱建てタイプ」の3タイプを用意している。
 今後もLIXILでは、さまざまな屋根にフレシキブルに対応する高品質・高強度、優れた施工性とメンテナンス性の太陽光発電システムを提供し、ソーラー時代のニーズに応えるという。

テス・ライティング 企業のニーズに合わせて製品を開発
 照明器具、電線、家庭用電気及び部品、電気機器および部品の製造、加工、販売及び輸入を行っているテス・ライティング(東京都台東区)。同社では、顧客のニーズに合わせて製品を開発しており、年に複数回新製品を発売している。
 同社の照明はドラッグストアなどで導入されることが多いという。そんな中で「影が気になる」という声が寄せられたそうだ。そこで多重影が出ない棚下LEDライト「Line bar」のCOB光源タイプを5月に発売する。
 同社は先日、東京ビックサイトで行われた第4回「LIGHTING JAPAN 2013」に参加。同製品の展示も行っており多重影が出ないことに興味を示す来場者が多かったそうだ。
 「多くの方にブースに足を運んでいただき嬉しく思っています。今後も企業からの要望があれば、その声にお応えできるような製品を開発していきます」(取締役本部長 鈴木 英司氏)

フィリップスエレクトロニクスジャパン LED照明器具「conTempo LED」シリーズ
 フィリップスエレクトロニクスジャパン(東京都港区)は、90%以上の省エネが可能な屋外用LED照明器具「conTempo LED」シリーズの販売を3月中旬より開始した。
 「conTempo LED」は、看板照明や広いエリアを照らす外灯など、従来の水銀灯に代わる屋外用LED照明器具となっている。従来の水銀灯の約4倍にあたる5万時間の長寿命に加え、1Wあたり最大94ルーメンの高い発光効率により、従来の水銀灯と比べて90%以上の省エネを実現。また、特殊な配光により、少ない設置台数でも対象物の壁面をむらなく均一に照射できるため、照明器具の工事費用を抑えることが可能となっている。配光はシンメトリー(対称)、アシンメトリー(非対称)の2種類があり、用途に応じて、屋外広告だけでなく、パワフルな間接照明や、ポール灯としても使用が可能。

美和ロック 新型の共用エントランスシステム制御器
 美和ロック(東京都港区)が、管理ゲート数や1部屋あたりのID数を大幅に増加させた次世代型の共用エントランスシステム制御器「VERSA Access Controller(ベルサスアクセスコントローラ)」を発売する。
 同製品は、電気錠や自動ドアの開閉を管理できる制御器。集合住宅などの共用エントランスや各住戸の開錠・施錠などを管理できる。特徴として、LAN接続により最大64ゲートのリーダを接続でき、大規模な物件にも対応可能。制御器は最大8台まで接続可能なため、ゲート数は64まで増やすことができる。
 1住戸あたりのID数は8だが、専用の管理ソフト「VERSA Manager(ベルサマネージャー)」を使用することで最大99まで対応可能になる。マンションなどで、住戸を管理事務所として使用する場合に適している。また「ベルサマネージャー」の登録情報を出力したUSBメモリを制御器に接続すれば各種の設定も可能。制御器のデータを出力したUSBメモリを管理用パソコンに接続すれば、登録情報を入力することもできる。制御器と管理用パソコンを接続する必要がなく、工事の手間も省ける。
 さらに故障の際にはパーツ単位の交換が可能。シリーズの制御器で共用パーツが使用でき、保守性も向上している。

東芝キヤリア 無償保証期間を3年に延長
 東芝キヤリア(東京都港区)は、店舗・オフィス用エアコン向け室内ユニット「天井吊型」シリーズを5月1日より順次発売する。
 このシリーズは同社が既に販売している超省エネ形機種「スーパーパワーエコキューブ」シリーズ、及び、軽量&コンパクトな省エネ形機種「スマートエコR」シリーズ、寒冷地向け「スーパーパワーエコ暖太郎」などに対応する室内ユニットを大きくモデルチェンジしたもの。新設計の筐体を採用し外観デザインを一新するとともに、送風機に新設計シロッコファンと新送風路構造を採用することで、業界トップのAPFを達成した。
 加えて、熱交換器フィンを冷房運転中の結露水で自己洗浄し、熱交換器フィンの目詰まりを抑制することで省エネ性能を長期間保持する「セルフクリーン機能」を搭載。店舗・オフィス用エアコンに求められている「省エネ・節電ニーズ」に対応している。
 また、東芝店舗・オフィス用カスタムエアコンを更に安心して使用できるよう、同新商品発売に先立ち、3月1日から9月30日までの期間限定で、期間内に据付けした顧客に対し、無償保証期間を従来の「1年間」から「3年間」に延長するという。

パナソニック エコソリューションズ社 植栽を鮮やかに見せるLED照明器具を発売
 パナソニック エコソリューションズ社(大阪府門真市)は、独自の光のスペクトルを制御して見え方をコントロールする技術により、植栽をより鮮やかに見せる「彩光色LED照明器具 屋外(植栽)用」スポットライト、ローポールライト、フットスタンドライト、アッパーライト、モールライトの合計82品番を4月1日より順次発売する。
 同社は、LEDの光のスペクトルを制御して見え方をコントロールした製品の開発を進め、平成23年に発売したLED防犯灯「明光色(アカルミナ)」は、夜間の人間の目の感度特性に着目して開発。短波長成分を多く含む光により、照度以上に明るく見える防犯灯を開発した。昨年4月には、肌の色は美しく、モノの色は自然に見せる「美光色LED照明器具」を発売し、百貨店の化粧品売り場やエステサロン、美容室、パウダールームなどに豊富な採用実績を残している。
 今回発売する「彩光色LED照明器具 屋外(植栽)用」は、波長580ナノメートル前後の光の成分を調整することで黄みを抑え、相対的に植栽における緑色を鮮やかに見せることを実現。赤色成分のピーク波長を長波長側にシフトすることで、紅葉などの赤味の強い色もより鮮やかに見せることが可能である。

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