不動産トピックス

クローズアップ アロマ製品編

2012.06.25 10:29

 ストレスを軽減し、癒しの効果を生む香り(アロマ)。現在オフィスや店舗など、様々な場面でアロマ製品が導入されているが、各社メーカーが展開している製品やサービスについて、今回は紹介していく。

アルテックジャパン 数十種類に及ぶ天然アロマオイル 設置環境に応じて香りをプロデュース
 電子カタログや販促・集客に貢献するPOP制作などを行うアルテックジャパン(東京都台東区)では、香りで空間を演出するアロマオイルと専用ディフューザーのレンタルプランを提案している。
 これは数十種類に及ぶ100%天然素材のアロマオイルの中から、設置環境に応じて適したオイルを選択し、身体的・精神的なリラックス効果や消臭・空気清浄、施設のブランドイメージ向上を図ることができる。このレンタルプランを開始した経緯について、同社レンタルSP事業部の佐々木忠輝氏は次のように話す。
 「当社では以前からアミューズメント店舗などでのサイン看板やPOPの企画・開発を手掛けてきました。以前から、こうした店舗ではタバコの臭いが大きな問題となっていたことから、アロマオイルを活用した快適な空間の演出を提案することとなりました。不快なニオイを消臭しつつ居心地の良い空間を提供できるので、お客様にも反響を頂いております」
 実際に店舗内にアロマの香りを導入した店舗では、利用客の滞留時間が長くなり売上の大幅なアップを実現したケースもあるという。香りを放散するディフューザーは持ち運びが容易で設定した曜日や時間帯に動作させることも可能。このレンタルプランの1台あたりの月額料金は1万5000円となっている。

アットアロマ 多機能タイマーを内蔵し細やかな演出が可能
 アットアロマ(東京都世田谷区)は香りのサービスをトータルに提供しており、心地よさと機能性のあるアロマ空間のデザインから香りによるブランディングなどを手がけている。同社では香りの元となる天然の植物から抽出されたエッセンシャルオイル、家庭用・業務用アロマディフューザーの開発と販売を展開。既存のオイル、ディフューザーにはない高いデザイン性と機能性を持った自社ブランド製品をリリースしており、今年の5月9日には壁掛けタイプの業務用アロマディフューザー「all in one type 145W」を新発売した。
 同製品は正面パネルが上質な質感のアルミ素材、カラーはホワイトとブラックの2色を取り揃え、ロビー、エントランス、パウダールーム、待合室など様々な空間にマッチするデザインとなっている。
 また、多機能タイマーを内蔵しているため、タイマー運転はもちろん、曜日ごとの詳細設定を3つまで指定できるという。
 「営業時間や人の交通量が多くなる時間帯に応じて、噴霧とインターバルの秒数を設定して、濃度を調整することが可能です。当社ではこうした機械的制御とあわせて、香りの補充や季節・環境の変化に合わせて空間づくりをおこなうメンテナンスサービスを提供し、香り空間の維持をおこなっております」(広報 武石 紗和子氏)
 なお、「all in one type」シリーズは、すでに発売している置き型タイプの「all in one type 145S」を用意しているほか、配管工事により空調ダクトに設置して拡散する「select type」もラインアップしている。

アロマスター 最低限のメンテナンスで用途に合わせた香りを
 業務用アロマディフューザーの企画・開発やエッセンシャルオイルの輸入・調合などを手がけるアロマスター(名古屋市天白区)では、デフューザーの主力製品として「AROMASTAR2・0」を販売展開している。同製品は、医療施設や介護施設での業務用アロマディフューザーの納入実績においては国内トップである。
 オイルをビンから直接吸い上げて噴霧したり、タイマーによる自動で運転する機能などを搭載しており、維持管理の手間が最低限になるように設計されているほか、40段階の間欠タイマーが設定されており、香りの強弱をつけるなどして嗅覚疲労を予防する。
 100%天然の香りにこだわり、すべて100%天然のエッセンシャルオイルを加工せず原液のまま使用しており、昨今における自然志向や健康志向の高まりに対応している。
 幅広い香りのニーズに応えるため、20種類以上のエッセンシャルオイルがラインアップされており、用途に合わせて香りを選べる。
 外観デザインは、あらゆる空間になじむシンプルさを追求し、美しいアルミニウムボディを実現した。

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