不動産トピックス

不動産業界最新ニュース

2012.04.16 16:39

東京急行電鉄 「渋谷ヒカリエ」駅連絡通路等一部の施設を報道陣に公開
 東京急行電鉄(東京都渋谷区)は、4月26日の「渋谷ヒカリエ」(東京都渋谷区)オープンを目前にして、4月14日に報道公開を行い、およそ30名の報道関係者が一足先に、一部施設内を体験した。
 今回公開されたのは、「渋谷」駅2階と「渋谷ヒカリエ」を接続する連絡通路(跨道橋)、地下3階から地上4階までを円形の吹き抜けエスカレーターでつなぐ「アーバンコア」、さらにオフィスと「東急シアターオーブ」のエントランスフロアとして、オフィスワーカーや観劇客などといった多くの人々が交差する、11階の「スカイロビー」の3カ所。
 現場では、15日の始発運行時から一般に利用開始される「渋谷」駅2階連絡通路は、主にJRや私鉄の乗降客が多数利用することを想定し、耐久性を重視して建設されたことや、「スカイロビー」が、かつて東急文化村に存在したプラネタリウムの面影を残すようつくられ、「渋谷ヒカリエ」の第2の玄関口であることなどが、各カ所で説明されていた。
 対応を行った東京急行電鉄の担当者は「『渋谷』駅2階との連絡通路は、『渋谷ヒカリエ』の開業にあたり新たに付け替えられたものです。26日の施設のオープンを前にして、連絡通路の一般利用が開始されるこのタイミングは、今後の周辺の人の流れの変わり目になると捉えています」とコメントした。

PDBマーケティング スマホで現在地周辺に所在する企業の情報を簡単検索
 PDBマーケティング(東京中央区)は、スマートホンで全国20万社・45万事業所の所在地や会社情報が閲覧できるアプリ「会社インデックスonスマホ」を開発した。このサービスはスマートホンに表示されている地図上に、現在地周辺に所在する企業がピンのアイコンで表示され、このアイコンを選択すれば当該ビルに入居している企業の一覧が表示される。これにより選択した企業のホームページ・ニュースリリース・行政サイト情報・採用情報・展示会情報などを瞬時に閲覧することができる。
 「このサービスで表示される企業は自社でホームページを持つ企業で、記載されている住所表記から緯度経度による地理的座標に変換し、地図上に表示しています。大手の調査会社では1年に一度情報が更新されていますが、『会社インデックスonスマホ』では月に一度情報が自動更新されるため、企業のオフィス移転などの情報をいち早く入手することができます」(代表取締役 藤田 幹夫氏)
 同社によれば現在iPhoneのみ対応で、サービスの基本料金は月300円。企業単位の大口受注にも対応する。分類表示などのカスタマイズも可能で、利用者管理機能も今後構築する予定である。

森トラスト 国内トップクラスの環境認証を取得
 森トラスト(東京都港区)は4月9日、同社が保有する「丸の内トラストシティ」が、日本政策投資銀行(東京都千代田区)が行っている「DBJ Green Building認証」において、国内トップクラスの「環境・社会への配慮」がなされた最高ランクのビルという「プラチナ」の認証を取得したと発表した。
 「丸の内トラストシティ」は、「東京」駅の隣接地において、都市再生特別地区の都市計画に基づくプロジェクトとして開発された施設で、敷地面積1万2026・77㎡、地上37階地下4階の「丸の内トラストタワー本館」と、地上19階地下3階の「丸の内トラストタワーN館」の2棟のオフィスビルが立つ。先進的な環境性能を備えており、国際交流拠点の形成のために貢献するほか、帰宅困難者の一時的な避難を支援する場所としても整備されており、地域の防災対策に役立つ存在である。
 今回の認証では、太陽光と風力を使ったハイブリッド外灯の採用や、同施設内「丸の内トラストタワー本館」でのBEMS導入による省エネルギー管理といった「最新技術に基づく環境性能」、制震装置の導入や震災井戸、長時間運転を想定した非常用発電機の設置などといった「高い防災性・安全性」、テナントと行った環境面での意見交換に基づいて、エネルギー使用量削減を目指すなど「テナントと連動したソフト面の取り組み」が、高い評価を受けた。

ナレッジ・キャピタル・ジャパン 「ナレッジキャピタル」概要を発表
 ナレッジ・キャピタル・ジャパン(大阪市北区)は、大阪・うめきたで建設工事中の「グランフロント大阪」(平成25年3月竣工予定)の中核施設「ナレッジキャピタル」の概要を発表表した。
 「グランフロント大阪」は、梅田貨物駅を中心とする「うめきた」(約24ha)で行われている、先行開発区域プロジェクト。オフィスや商業、ホテル、サービスアパートメント、分譲住宅と「ナレッジキャピタル」で構成される。
 「ナレッジキャピタル」は「グランフロント大阪」のBブロック内の南北両タワーの一部。地下1階~地上3階の合計延床面積約3100㎡は、子供から大人までが先端技術を体験することができる交流施設「The Lab.みんなで世界一研究所〔project name〕」、7階の延床面積約1500㎡では、企業人や研究者、クリエイターなど多様な分野の人々と交流を行う会員サロン「ナレッジサロン」となる。そのほか4階にはシアター、地下2階にはコンベンションなど、様々な施設ができる予定。

東急不動産 「東急プラザ」をリブランド
 東急不動産(東京都渋谷区)と、東急不動産SCマネジメント(東京都渋谷区)は、4月18日に「東急プラザ 表参道原宿」を開業するにあたり、既存の東急プラザのリブランドを行い、店舗の名称およびロゴを新しくして、開業から50周年を迎えた同ブランドを、改めて東急不動産の商業施設事業の主軸のひとつとして定めるという。
 また、表参道原宿店の開業を記念して、渋谷・蒲田・戸塚の各東急プラザでは「セレブレイトキャンペーン」実施する。
 4月18日から25日の期間中、渋谷・蒲田・戸塚の各店舗での買い物客を対象として、購入金額に関わらず1枚進呈される用紙で応募すると、米・ニューヨーク5日間の旅をはじめ、「東急プラザ 表参道原宿」にオープンするトミーヒルフィガーやアメリカンイーグルアウトフィッターズのオリジナル商品があたる。
 また、ダブルチャンスとして、500円相当のお買い物・お食事券が当たる東急プラザ賞を用意している。

ヒューリック 銀座有楽町でビルを取得 将来の一体開発も視野に
 ヒューリック(東京都中央区)は4月9日、「数寄屋橋大雅ビル」(東京都千代田区)を取得したことを発表した。取得日は3月28日。
 同ビルは延床面積2823・78㎡、敷地面積371・49㎡の陸屋根地下3階付き6階建ての鉄骨・鉄筋コンクリート造。東京メトロ「銀座」駅から徒歩1分、JR「有楽町」駅から徒歩3分という非常にアクセス良好な立地のオフィスビルである。
 ヒューリックは、取得を予定している「ニュートーキョービルヂング」との将来的な一体開発も視野に入れたうえでの取得であるとしている。「数寄屋橋大雅ビル」と「ニュートーキョービルヂング」を一体で開発することにより、高級ブランドやファストファッション、百貨店や専門店、大型家電量販店などが集積している一大商業地域となっている銀座・有楽町エリアにおけるランドマークとなるビルの開発が可能になる。
 同社では今回取得した「数寄屋橋大雅ビル」を含めると、銀座・有楽町エリアに所有する商業やオフィスビルは合計8棟にのぼることとなり、都心部を中心とした同社の資産ポートフォリオの強化につながるものと考えている。

PAGE TOPへ