不動産トピックス

編集後記

2012.04.09 11:52

 大手民間調査会社の帝国データバンクが今年の3月15日に本社の転入転出企業の実態調査を発表した。その調査によると、昨年の本社移転企業は1万621社と過去5年で最多。各地にある利便性が高く、ステイタスも高いといわれる土地からも企業は本社を移転したという。移転企業の大半が中小規模の企業とはいえ、昨今、停滞していたオフィス市場が活発に動いているという形の現れとなった。今年はオフィスの新規供給量が増大するが、既存のビルオーナーにとって競争力を維持することにより、移転需要の獲得につながることも考えられる。心強いデータではないだろうか。

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