不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2011.03.07 11:24

ヒビノ 防水に優れたスピーカー発売
v 音響機器の販売を行うヒビノ(東京都港区)は、米国のジェイビーエル・プロフェッショナル製商業設備用スピーカーシステムである「Control60Series」を2月28日に発売した。
 本製品は吊り下げて使用するペンダント型のスピーカーシステム。従来のボックス型スピーカーや天井埋め込み型スピーカーの取り付けが難しい空間に最適な形状となっている。
 黒と白の2色を用意しており無駄のないシンプルなデザイン。
 周囲の雰囲気に溶け込みすく、レストランやホテル、会議室や展示スペースなど幅広い場所での利用を実現した。
 また、直径1mm以上の固形異物の侵入を防ぎ水しぶきがかかっても影響を受けない構造なので、屋外での設置も可能である。
 さらにULマークという製品安全認証を取得したサスペンションシステムを採用している。
 「Control60Series」は使用者の状況に応じて、サイズや出力の異なる4種類のモデルから選択することが出来る。
 超コンパクトサイズでスピーチの場に最適な「Control62P」、同じくコンパクトサイズで120度と広範囲をカバーし、少ない本数で高音質のままコストを削減することが出来る「Control65P/T」、最大音圧レベルが109dBと高出力で十分なパフォーマンスが可能な「Control67P/T」、75度と狭範囲をカバー。遠達性に優れた構造なので天井が高く残響の激しい部屋の設置に向いている「Control67T/C」がある。

ライオン事務器 米国発の健康に配慮した椅子 素材の93%リサイクル可能
 ライオン事務器(東京都中野区)は、米国の家具メーカーであるハーマンミラー社(米国ミシガン州)製のワークチェアである「セイルチェア」を5月に販売する。
 本製品は、前傾機能や高さ・幅・角度といったアーム調節、シート奥行調節といった基本的な機能のみに留まらず人間工学に基づき使用者の健康を考えた構造となっている。
 背もたれ部分はフレーム無しの全面サスペンション。体の部位によって異なる様々な度合いの張力が仙骨・腰部・脊柱を保護し、使用者の体型や動きによって適応するので常に適切なサポートを提供することが出来、感触的な面で優れている。
 また、最高のものを生み出すためにいかにデザインから余分なものを削るかという「エコ非物質化」の考えと、「デザイン・フォー・エンバイロメント」というハーマンミラー社の厳しいガイドラインのもとに構築し、米国環境基準であるグリーンガード認定を取得している。
 製品の保証期間も12年間と長く、さらに寿命が終わった際は93%の素材をリサイクルすることが出来、環境にも配慮したデザインとなっている。
 さらに、本製品は従来品よりサイズが小さく、軽やかでエレガントなフォルムで周囲に重圧感を感じさせないように工夫されている。
 「セイルチェア」は「枠にとらわれないで生きる人」のためにデザインされ椅子に求められる全ての機能を兼ね備えた製品となっている。

三菱電機ビルテクノサービス 安全対策を徹底したエレベーター
 三菱電機ビルテクノサービス(東京都荒川区)は、リニューアル専用エレベーター「Elemotion+」(エレモーション・プラス)を2月25日に発売した。
 6月以降に工事を開始する案件向けに販売し、本製品の対象機種は設置後20年以上経過している三菱電機製のロープ式標準型エレベーターとなる。
 本製品は、高性能な走行が可能な新型ギヤレス巻上機とLED照明を導入しているほか、行先ボタンを押し間違えても、連続で2回押すと取り消すことが出来るようにして電力消費防止対策を施すなど省エネ機能に優れている。また、使用者への安全対策にも力を入れている。平成21年9月に改正された最新の建築基準法施行令に対応した設備を標準装備し、同じく最新の耐震基準にも対応している。
 そのほかに、閉まりかけたドアに近づくと触れる前に反転する「マルチビームドアセンサ」、開閉中に何かが挟まった場合に自動反転する「ドアロードディテクタ」を標準装備。オプションとして、指や紐といった細かいものを察知して引き込まれを防止する「ラインシグナルドアセンサ」や「気配りドア」、乗場の安全性を向上させる「ホールモーションセンサ」も備えている。
 同社は、建物の用途や予算など顧客に応じた必要な箇所から無駄・無理がなくリニューアルすることが出来るように5段階のリニューアルプランを設けている。

パナソニック電工 調光機能内蔵で展示物の損傷を防ぐ
 パナソニック電工(大阪府門真市)は美術館・博物館向け個別調光機能内蔵LEDスポットライト「EVERLEDS」(エバーレッズ)を3月1日に発売した。
 明るさや器具色から2タイプに分かれており、全24品番から選択して使用する。
 本製品は、調光機能内蔵のためそれぞれの展示に適した照明演出が可能である。
 また、従来品のミニハロゲン電球と比べて消費電力を約85%も削減するなど省エネ・長寿命に優れ、メンテナンスも不要。 美術館・博物館の照明は、展示物の保護や損傷防止が重要となる。
 紫外線や赤外線を含んだ照明を当て続けると展示物の温度が上昇して変色や色あせ・ひび割れ・剥離を引き起こしてしまう。
 しかし、「EVERLEDS」は紫外線や赤外線などの有害光線がほとんど含まれていない。
 温度上昇も防止するので展示物の損傷を低減することが出来る。
 また、同社は4月末に全館LED改装予定のパナソニック電工汐留ミュージアム(東京都港区)に本製品を約150台導入予定。
 今後は美術館や博物館などへのLED照明導入の提案活動を積極的に行っていく予定となっている。
 実際に、同社は昨年6月26日よりミュージアム内の常設展示コーナー内にLEDを導入した。 従来品より絵の色合いが引き立って見え、立体感が感じられるなど入場者の好評を得ている。

イートラスト 配線工事不要の監視システム発売 インターネット接続で閲覧可能に
 電気設備と情報システムの開発・施工・保守事業を展開するイートラスト(新潟県長岡市)は、静止画遠隔監視システム「STANDGUARD」を日本無線(東京都杉並区)と共同開発し、2月に発売した。
 配線工事不要で無線LANとNTTドコモのFOMAを内蔵。本製品が撮影した静止画はデータセンターへ送信・蓄積され、画像はコンピュータや携帯電話のインターネットサイトから閲覧することが出来る。
 小型軽量で電力消費量も少量、静止画像での監視は従来の動画撮影タイプと比べて低コストでリアルタイムでの手動撮影も可能。
 同社の押野見強氏によれば、価格が最も画期的であるという。
 「従来の監視カメラは200万円程度と高額ですが、本製品は半額程度で購入出来ます」

タテヤマアドバンス 省エネ低コストの陳列棚用照明
 タテヤマアドバンス(東京都中央区)は、平成21年に発売したLED棚下照明をさらに進化させた「LED棚下照明100V」を3月7日に発売した。
 商品陳列棚用に特化した設計となっているLED棚下照明は、陳列棚への収まりが良く効果的な商品演出に優れている。
また、LEDを細かく配列しており光源はムラが少なく美しい。 さらに、低紫外線。商品の色焼けを軽減する効果がある。 消費電力も低く長寿命。電気料金やメンテナンス費用を従来品の照明器具より低く抑えることが出来る。二酸化炭素の排出量も少ないので環境にもやさしい。
 今回発売した100V仕様の本製品ではLED棚下照明の機能性・施工性・意匠性を改良させ、電子回路を本体に内蔵。ADアダプターが不要となった。1系統で最大10本まで横連結が可能。オプションのカラーフィルターを装着すれば昼白色・電球色調などの光の演出を実現してくれる。
 同社は現在LED照明の長所を生かした什器照明の開発を進行中である。

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