不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2010.10.04 11:40

パナソニックシステムネットワークス 店舗・商業施設に最適な監視機能 ネットワークカメラを発売
 「DG-SP102」は、VGA(640×480)フル動画で滑らかな映像配信を実現した。またサイズは幅55㎜、高さ55㎜、奥行122㎜となっており、売り場の各コーナーやレジ周辺など、店舗内に違和感なく設置できるコンパクトな円筒形デザイン。PoE(Power over Ethernet)規格対応のネットワーク機器に接続することで、LANケーブルを経由して本機に電力を供給でき、カメラ用の電源工事が不要となる。
 「DG-SC385」は、最大432倍ズームに加え、高精度パンおよびチルト機構を搭載した。最大64箇所のプリセット機能により1台で店舗内の様々なエリアを監視できる。また、被写体の照度差が激しい場合に画素単位で明るさを補正する機能や、低照度時に自動的に白黒モードへ切り替える機能により、店舗の入り口付近等を監視する場合でも、昼夜を問わず鮮明な撮影が可能となる。
 税込価格は、DG-SP102が4万4100円、DG-SC385が21万円を予定している。

ニチベイ 「ポポラ」シリーズに新製品 エコ素材竹を使用
 ブラインドと間仕切りの専門メーカーであるニチベイ(東京都中央区)は、ロールスクリーン、バーチカルブラインド、プリーツスクリーンの共通生地シリーズ「ポポラ」シリーズに、新たに竹製スラットを採用したヨコ型ブラインド「バンブーブラインド」を追加し、10月1日に発売した。
 バンブー(竹)は非常に生命力が強く、繁殖力も旺盛な植物。成長期には一晩で1m以上も成長し、樹木が10数年で成木となるのに比べ、3年程度で成竹になる。また地下茎で増えるため、切り倒して次々にもタケノコが出てきて成長し、種を植える必要がない。丈夫で柔軟性も備えているので、上手に管理し成竹を伐採することで資源を減らさずに活用できる究極のエコロジー素材、サスティナブルな環境生素材として注目を浴びている。
 「バンブーブラインド」はその竹をスラットに採用、さらに集成材にすることで素材を無駄なく活用した。
 スラットカラーはローストビーンズ、ブラウニー、ブラン、アーモンド、ナチュラルバンブーの5色をラインアップする。価格は、ワンコントロール式が3万6200円、コード式が2万8300円となっている。住宅のリビングや応接間のほか、レストランやカフェ・テラス、インテリアショップなどでの使用を提案している。

ウッドワン 原材料を自社森林で育成したフローリング
 ウッドワン(広島県廿日市)は、ニュージーランドの自社森林で育林した原材料を基材に採用したフローリング「コンビットライププロテクトネオV152」を発売した。
 今回発売した製品は、昨今の床材に求められる、耐傷性、耐キャスター性、スーパー耐汚染、耐引っかき傷、スリキズ防止、フリーワックス、床暖房対応などの機能を備えた。特に、表面面の塗装は、従来品よりも厚く塗膜をコーティングすることで、表面の耐傷性を高めている。なお、基材を採用している。
 カラーバリエーションは、表面単板にオークを用いたクリア塗装、チークブラウン色、ウエンゲブラック色と、サクラ(カバノキ)を用いたメープルホワイト色、メープルクリア色、ウォールナットダーク色の6カラーを展開する。寸法は、1818㎜×303㎜×12㎜で、価格は床暖房対応タイプが2万8000円/束、床暖房非対応タイプが2万3000円/束(消費税別、施工費別、1束=3・31㎡入り)となっている。

日本イトミック 「エコキュート」75kWクラスを発売
 業務用電気給湯器メーカーの日本イトミック(東京都大田区)は、給湯能力75kWクラスの大型業務用「エコキュート」を開発し、11月から発売を開始する。
 業務用としては既に30kWクラスが商品化されており、効率の高さから多くのユーザーに支持され、高齢者福祉施設や事務所ビル、生産施設、教育施設、公共施設、ホテル、温浴施設など多種多様な分野で広く採用されている。
 今回開発した75kWクラスは、高効率はそのままに、サイズダウン、重量ダウンおよび省スペース化に成功した。これにより、30kWクラスと比較すると、1台あたりの加熱能力は約2・5倍ながら設置スペースは1・2倍程度に抑えることができる。大きな給湯能力を生かし、温浴施設やリゾートクラブ、スポーツ施設など、大量のお湯を必要とする施設に適する。給湯使用料に合わせて台数を選択でき、例えば高齢者福祉施設では400床以上にも対応できるという。本体質量は920kgでサイズは幅1780㎜×奥行き973㎜×高さ1995㎜となる。貯湯タンクは密閉式で標準容量は4800ℓと6000ℓの2種類を用意した。

フィリップエレクトロニクスジャパン 本体に冷却ファンを内蔵 明るさとコンパクト性を両立したLEDランプ
 フィリップスエレクトロにクスジャパン(東京都港区)は、ダイクロハロゲンランプに代替するLEDランプ「MASTER LEDspot LV MR16」を発売した。
 同製品は、物販店や飲食店などの店舗照明に広く使用されている、ダイクロイックミラー付きのハロゲンランプに置き換えて使用できるLEDランプ。今回発売するのは最大光度値を比較した場合にダイクロハロゲン20Wに相当する4Wハイプと、同じくダイクロハロゲン35Wに相当する7Wタイプの2種類となる。空間や用途に応じて、光の色を2700K、3000K、4000Kの3種類の色温度から選択できる。
 一般的に、LEDランプでは、LEDの寿命および明るさの確保に必要な放熱制御の方法として、ヒートシンク構造を利用している。だが、高出力なランプでは、ヒートシンクが大きくなるためランプのコンパクト性が失われてしまう。「MASTER LEDspot LV MR16」では、ランプ本体に放熱制御のための冷却ファンを内蔵する独自の新技術を採用することで、明るさとコンパクト性を実現した。同社は、商業施設のアクセント照明やディスプレイ照明のためのスポットライト、ホテルやレストラン、カフェ&バーでのアクセント照明としての使用を提案している。

INAX 無水小便器のカートリッジを33%値下げ
 INAX(愛知県常滑市)は、水をまったく使わない洗浄水ゼロの「無水小便器」のカートリッジ価格を10月1日から値下げした。従来価格の税込3万2750円を、税込2万2050円に改定したことで、約33%の値下げとなる。
 「無水小便器」は一台当たりの利用頻度が高いパブリックトイレ市場において、大幅な節水とCO2削減に寄与する商品として平成20年に発売された。水を使わず、ニオイ・汚れを抑え、しかも掃除がしやすい。製品は、便器本体と、尿が流れ込む専用カートリッジなどで構成されており、センサーやバルブなどの機能部がなく、給水管工事・電気工事も不要なため、イニシャルコストも削減できる。
 今回さらに、カートリッジの価格を改定することでランニングコストの低減を実現した。また、洗浄水を使わないためバルブなどの機能部品の交換やメンテナンスもほとんど必要ない。男性の就業人口の約10%が無水小便器を使用すれば杉木約37万7000本が1年で吸収できる量のCO2を削減することができるというデータがある。これは東京ドーム約2個分の8・5haの森林面積に相当するという。

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