不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2010.10.04 11:44

■「これまでボランティアとして、様々な災害現場で被災者の支援をしてきました」
 このように話すのは、日本災害食料共済(東京都墨田区)の黒崎洋文氏である。同氏はボランティアの経験を生かして昨年、防災備蓄商品などの防災グッズを取り扱う同社を設立した。同氏によると施設管理者の防災意識はまだまだ低いという。
 「施設管理者のトップであるほど防災の重要性を認識していないことが多い印象があります。防災グッズも本格的なものになると決して安くありませんが、災害への備えは建物施設において重要な投資の一つであると認識する必要があるのではないでしょうか」

■不動産事業を中心に事業を展開している東京トラフィック開発(東京都台東区)は、JR「錦糸町」駅近辺に所有している「東京トラフィック錦糸町ビル」のリニューアルに伴い、今年の9月から本社を移転したという。
 同社の営業部長である小田桐修司氏によれば、「テナントと同じビルに入居したことで、入居テナントと顔を合わす機会が増え、トラブルが発生した場合には、即座に駆け付けることができるようになりました」と語る。

■「広尾」駅近隣で貸ビル業を営むフォンスは、副業で紅茶の輸入販売も行っている。
 同社が所有する賃貸ビル「伊吹ハウス」は、竣工当初は、外国人用賃貸マンションだった。初代取締役が、「伊吹ハウス」で暮らしていたスリランカ人と共同運営で宝石と紅茶の販売業を始め、現在は紅茶のみ販売しているそうだ。 
       「木箱に入った本場スリランカの高級紅茶は、ギフト用などで好評を得ています。お飲みになる際は、沸かしたてのお湯でいれるのがポイントです」(営業部長 横山 隆治氏)

■サンフラッシュ・テクノロジー(東京都江東区)は日の光に当たることで、有機物を分解する効力を発揮する光触媒コーティング剤「サンフラッシュ」の製造販売や、施行を行っている。
 同社代表取締役の井岡裕二氏は、「当社を設立する以前に塗装機メーカーに勤めていた経験があるのですが、その際に光触媒と関わる機会がありました。そして、非常に高い消臭・防汚効果を発揮しながらも、環境にも優しい光触媒という技術に魅せられ、この技術をより多くの人に提供したいと会社の設立を決意しました」と語った。

■両国「国際ファッションセンタービル」を運営する国際ファッションセンター(東京都墨田区)の施設事業部長の赤羽司氏。最近の同氏の悩みはランチ事情だという。
 「両国には飲食店もそれなりに点在しているのですが、都心のオフィスエリアのように飲食店がひしめく激戦区という訳ではないので、ランチの選択肢が多くないのがネックです。入居テナントの皆さんからもよく同じ意見を聞きます。場所柄、ちゃんこ鍋を出す店なども多いのですが、値段も結構するので気軽に行けません。良いお店を知っていたら教えて頂きたいです」

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