不動産トピックス

クローズアップ 清掃アイテム編

2010.04.05 11:35

 外装・内装を問わず、ビルの美観を維持するためのポイントは、清掃・設備管理・意匠であるが、全てのビルオーナーが実践しやすいのが清掃の徹底だ。ここでは機能性に優れ、なおかつコストパフォーマンスにも優れた清掃アイテムを3種紹介する。コストの効率化とビルの美観をしっかりと両立していきたいものである。

ガムクリーン・カンパニー 黒く汚いガムスポットを完全除去する機材を販売開始
 駅などの公共交通機関、駅前広場、商店街、商業施設、興行施設、高速道路のサービスエリア等々、人が多く集まるところの路上を少し観察すると、マナー違反のポイ捨てで、歩道に黒く汚いガムスポット(ガムの痕)がたくさん付着していることに気づく。ところがガムスポットは手作業ではきれいに除去できない上に、除去に非常に時間がかかるのが実情である。そこでこれまで活躍してきたのがガムクリーンカンパニー(東京都目黒区・旧社名‥ガムバスターズ・ジャパン)。同社は、手作業では不完全だったガム除去を、安全・高速・簡単・完璧に除去できる技術と装置を持ち、これまで多くの依頼を受けサービスを展開してきた。
 「『ガムを高温低圧のスチームで加熱』『ガムに洗浄液を噴射』『ガムをブラシでこする』という3つのステップでガムを除去します。現在までに蓄積されたポイ捨てガムスポットを一掃して元の状態に復元するリセットクリーニングと、リセットクリーニング終了後に年間数回のガム除去施工で常にきれいな状態を保つメンテナンスクリーニングを、これまで外部の方々にサービス提供という形で実践してきましたが、この度機材の小型化に成功しましたので、今度はビル管理会社様などを中心に同機材を直接販売することとします。
小型で軽量、100V電源をつなげばどこでも簡単に使用でき、価格は低価格で1台につき25万円です。ビル管理会社や行政をはじめ、地域の美化活動に関わる全ての方々にご愛用いただければと思います」(代表取締役 シック・エンタース氏)

ディバーシー モップ代わりに使える超小型自動洗浄機
 米国大手業務用ワックス、洗剤メーカーの日本法人ディバーシー(横浜市中区 4月1日より社名変更)は、4月中旬より、モップ代わりに手軽に使える超小型自動洗浄器「スウィンゴ150」と、軽くて丈夫なウェットバキューム「JWD220T」を発売する。
 「スウィンゴ150」は、モップのように手軽で高い性能を有する自動床洗浄機で、カーペット用バキュームと同様に操作で散水・ブラッシング・汚水回収を行えるものである。作業後のフロアに汚水をほとんど残留させず、すばやく乾燥するので、モップによるスリップ事故や再汚染のリスクを大幅に低減する。モップでは性能に不安だが、従来の自動洗浄機では大きすぎると感じる狭いエリアに最適な機器となっている。本体重量は11・7kg、希望小売価格は30万円。
 また、「JWD220T」は、汚水回収力と操作性に優れたカート式ウェットバキュームである。本体重量がクラス最軽量の19kgと軽く、操作が楽に行える。バキュームモーターに安心の「2重フロート機構」を採用し、オーバーフローを発生させること無く故障のリスクが低減されている。テコの原理を利用した「かんたん排水」設計により汚水をラクに排水でき、こちらは多量の汚水が発生する定期作業に最適である。希望小売価格は15万円。

ユーホーケミカル 1本で水回り全般を洗浄できる洗剤
 ユーホーケミカル(東京都中央区)は、環境対応型の水まわり専用中性洗剤「ユーホーエコ&パワー The 水まわり」を発売している。
 これまで、水まわり箇所の洗浄には、バス専用洗浄剤、トイレ専用洗浄剤、床・壁用洗剤など、何朱了以もの洗剤が必要だったが、この「The 水まわり」を使うと同製品1本で水周り全般の洗浄が可能となる。スピーディーで確実な作業を望むプロの声に応えて開発された洗剤であるが、作業効率や資材効率が向上し、高いコストパフォーマンスを発揮する製品となっている。なお、標準希釈倍率は5倍だが、希釈しても洗浄力は維持される。新開発の浸透性界面活性剤の働きにより、皮脂や油汚れに対して抜群の洗浄力を発揮し、水垢、尿石、石けんカスの分解力では他社製品をはるかに凌駕する強い洗浄力を持っている。抗菌剤配合で優れた抗菌効果も発揮する。
 同製品に対し、「中性で無リンの環境対応品」と同社は謡っており、人の健康と環境に優しい設計が目指されPRTR法の報告義務が無く、CASBEE対応製品でもある。中性で無溶剤、無香料。

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