不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2008.12.08 13:53

エス・アンド・アイ/アイビースクエア 最先端IP技術搭載の緊急地震速報端末 警報受信時以外の通常時は写真や動画・音楽も再生可能
 エス・アンド・アイ(東京都中央区)は、緊急地震速報端末「EQHUSIC」をアイピースクエア(東京都千代田区)との共同で開発したと発表した。
 今回の共同開発について、エス・アンド・アイ代表取締役社長の松本充司氏は「当社は緊急地震速報という新しい社会インフラを提供するにあたり、1人でも多くの人命を救うために的確で素早い情報配信、よりコストパフォーマンスの良いサービスを提供したいと考えています。そのために、最先端のIPネットワーク技術を開発するアイピースクエアと共同で、『EQHUSIC』を開発しました」と話す。
 サービスは、財団法人気象業務支援センターが配信する緊急地震速報を同社が2次配信するもの。緊急地震速報を受信すると、「EQHUSIC」の液晶ディスプレイ上で予想震度と発生までの時間を表示。また、音声によって警告を知らせる。受信時以外の通常時は写真や動画を表示できるほか、音楽を楽しむことも可能だ。
 松本氏は「近年、企業間でBCM(事業継続マネジメント)やBCP(事業継続計画)といったワードが注目を集めています。緊急地震速報は事業活動の継続性を確保する有効な手段であり、ビルオーナーにとっては安全管理の面から他のビルとの差別化を図ることができます」と述べる。
両社では今年度中の販売開始を目指している。なお、法人向けモデルの月額料金は5000円の予定となっている。

スターレット 長寿命でメンテナンスの手間を大幅削減 高演色タイプもラインアップに追加
 スターレット(東京都多摩市)は、屋内用LED照明バー「LD―15」シリーズを今年の夏から発売を開始している。
 スターレットは自社製品開発、ソフトウェア開発、回路設計、機構設計など独自の技術を背景に、工場用生産管理板、バス案内表示器、携帯電話用水晶発振器特性試験測定ボードなどの製品を開発しており、各製品は国内でのシェアが3割を超えている。
 同社が今回発売した「LD―15」シリーズは、主に店舗のバックヤードとして使用を想定されているが、白色蛍光灯としての使用も可能なLED照明バーである同。製品の特長として挙げられるのは、寿命が4万時間という点である。これによって、メンテナンスの手間を省くことができ、照明の交換が困難な場所などへの設置に適したものとなっている。
 同製品が導入されている例として、銀座5丁目にある「ユニクロ銀座店」のファサードの照明などが挙げられる。
 「ユニクロ銀座店のファサードの照明には以前、蛍光灯が使用されていました。その時は、1ヵ月で5、6本の蛍光灯が切れていましたが、平成19年の12月に『LD―15』を導入以来、まだ1本も切れていません。これにより照明交換の手間を大幅に省くことが可能となりました」(代表取締役社長井上宏之氏)
 また、同製品は高い耐久性能を有している。これは、同社がバス案内表示機などの製品で培った技術が生かされており、厳しい環境での使用も可能となっている。さらに、高演色タイプの「LD―15SS」は、平均演色評価数92となっており、自然光に近い優れた演色性を実現している。

ジョンソンディバーシー 床面の状況に応じて上下するセルフレベリング機構を採用 バッテリー式で充電器内蔵1回の充電で3時間運転可
 米国大手業務用ワックス、洗剤メーカーの日本法人であるジョンソンディバーシー(横浜市中区)は、カーペットフロアからハードフロアまであらゆる床面で活躍するバッテリー式手押しスイーパー「J―WIDE400」を発売している。
 同製品は、3種類の毛で構成されているメインブラシと床面の状況に応じて上下するセルフレベリング機構の採用で細かいダストから粗ゴミまでしっかり回収する。また、バッテリー式となっており、1回の充電で最高3時間の運転が可能なため、作業効率を大幅にアップさせることが可能となっている。操作も簡単で、作業中の騒音値が50dBと超静音仕様なため、誰でも場所を選ばず安心して清掃作業を行うことができる。さらに、充電器も内蔵。メインブラシやサイドブラシ、フィルターの取り外しも工具無しで行えるなどメンテナンスも簡単に行うことが可能となっている。
 主な仕組みとして、マシン底部分にメインブラシ、マシン右側にサイドブラシ搭載。ブラシを回転させて床面にある土砂等のダストを掻き揚げる。さらに吸引ファンによって掻き揚げたダストを回収する。標準小売価格は、税抜きで42万円となっている。

日本ビクター 高画質映像監視に対応するネットワークカメラ プログレッシブスキャンCCDを搭載
 日本ビクター(横浜市神奈川区)は、約125万画素CCDを搭載し、次世代の高画質映像監視に対応する同社初のメガピクセルネットワークカメラ「VN―X35」を発売する。
 同製品の特長は、有効約125万画素の高画質プログレッシブスキャンCCDを搭載。動きのある被写体でもチラつきのない滑らかな輪郭で、メガピクセル解像度のシャープな鮮明画像を実現した。また、コンパクトで優れた設置性が好評なVGAタイプの同社従来モデルと同一サイズとすることで、業界最小クラスのコンパクトボディを実現している。さらに高精細なメガピクセルJPGと低ビットレートでなめらかな動画伝送が可能なMPEG―4の2つの画像データを、それぞれ15fpsの高レートで同時出力可能となっている。また、固定カメラでありながら、回転機構・ズーム機能付きカメラのように、撮影範囲の任意の場所をパン・チルト・ズームさせることができる。
 同社は近年、安心・安全への意識の高まりにより、世界の映像セキュリティ市場は年率約10%の伸長を続けていることを背景に、その拡大する市場に向け、ネットワーク監視システムの構築においてさらなる高付加価値の提供を可能にするメガピクセルネットワークカメラである同製品を企画、販売したとしている。

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