不動産トピックス

編集後記

2008.05.12 10:00

 本紙11面に掲載している昭和54年竣工のビルリノベーション記事は、同年に誕生した私に複雑な心境を抱かせるものであった。大掛かりなリノベーションを行い競争力を高めるという話であったが、人間の場合に照らし合わせると大掛かりな整形を行わないと競争力的に劣ってしまうのであろうか。確かにお肌のキメの細かさは平成生まれに敵わないものがある。しかし中には大正に建設された歴史的建造物として、価値あるものとなっている建物もあるのだ。ハード面では女子高生に敵わないが、人間的価値を高めるように年を重ねたいものである。

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