不動産トピックス

今週の一冊

2008.03.24 11:54

現在の不動産金融業界の全体を網羅

不動産証券化・不動産金融 総覧 2008年度版
発行人:西村裕之
出版:ビーエムジェー
定価:5250円(税込)
発行:平成20年3月

 土地神話の崩壊によって、土地の長期保有は必ずしも合理的な投資方法とはいえなくなっている。投資家には、日々変化・拡大する不動産証券化の流れを見極めることが求められている。
本書は巻頭企画として「グローバルマーケットの中で日本の不動産金融プレーヤーは同対応すべきか」と題する有識者座談会が収録されている。また、関連法制度の改正内容、不動産証券化関連用語集、法令関連用語集の大幅な加筆・修正など、盛り沢山の内容となっている。
 さらに、400を超える不動産証券化関連プレーヤー(アレンジャー、アセットマネジャー、プロパティマネジャーなど)の概要を「事業者一覧」として掲載している。本書には「不動産証券化入門」として、不動産証券化の流れと現状をわかりやすく解説するコーナーもあり、初心者から実務者まで幅広い層に活用できる一冊である。

PAGE TOPへ