不動産トピックス

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2007.10.08 16:10

ヤマトプロテック 5m先の火を感知する放火監視センサー発売 炎が発する紫外線に反応コンパクトで設置も簡単
 ヤマトプロテック(東京都港区)は今月1日、「放火監視センサーYFA―100」の販売を開始した。
 平成17年、「放火監視センサーを用いた放火監視機器に係わる技術上のガイドライン」が策定し、消防庁による防火対策や放火火災防止の推奨がされる中、同社ではこのガイドラインに基づき、日本消防検定協会の鑑定品である同製品を開発した。
 同製品は屋内の天井や壁に取り付けるもので、最大5m離れた地点から約3㎝の炎が発する紫外線を感知し、90デシベルの警報音を発する。有効な設置ポイントは、禁煙エリアやあまり人の目に触れない死角となる場所で、いたずらや放火対策に効果を発揮する。
 朝田氏は「この『放火監視センサー』は、煙や熱を感知するセンサーと比べ反応が早く、炎が発生した瞬間にセンサーが作動します。これにより素早い対処が可能になるので、火災の発生を防ぐために有効な手段ではないでしょうか」と語る。
 価格は2万9400円で、初年度は5000台、年内で1000台の受注を見込んでいる。

松下電器産業PSS社 リモコンで簡単操作、長期保存も可能 リムーバブルHDD採用監視カメラレコーダー
 松下電器産業の社内分社であるパナソニックシステムソリューションズ社(神奈川県横浜市)は、デジタルディスクレコーダー「WJHD180」を来月1日に発売する。
 セキュリティ本部の蒔田氏は「今回の製品は操作性に大変優れています。レコーダー1台で監視カメラ9台まで対応するので、タイムラプスVTRの代替による需要だけではなく、新規で監視カメラの導入を検討されている中小規模のビルなどに最適な商品であるといえます」と語る。
 同社では、数秒間隔で静止画を記録するタイムラプスVTRレコーダーを販売していたが、カレンダー機能の期限切れや製品の劣化などで、監視カメラレコーダーの代替の需要が高まっていた。同商品はこれに替わる、後継機として開発されたものである。
 最大の特徴は、リモコンを装備することで簡単に操作や設定ができることだ。また、リムーバブルHDDを採用し、160GBのHDD(別売)を2台まで挿入可能。HDDの入れ替えによる長時間の記録・保存を実現している。
 横幅27㎝のスリム設計で、本体価格は36万5400円。初年度の生産台数を8000台と見込んでいる。

日立アプライアンス 室温を下げずに暖房コストは下げる
 日立アプライアンス(東京都港区)は、床置き型ルームエアコン「暖房エアコン白くまくん」3機種を9月上旬から順次販売している。
 同製品は従来の「インバータ制御」に替わる「PAM制御」を採用。また、室内機前面の空気の吸い込み口の穴の形状を蜂の巣状の6角形(ハニカムネット)に改良し、空気の吸い込み効率を良くすることで、暖房効率を高めている。これにより、外気温2℃時の暖房能力は、4・0kw床置きエアコンにおいて業界トップの6・7kw、寒さの厳しい外気温マイナス15℃でも5・6kwの高暖房力を発揮する。同商品は10年前の同社製造の床置きエアコンと比べ、暖房電気代は約30%の節約となる。
 価格は16畳程度までの範囲をカバーする「RAF‐50×2」で59万8500円。同社では1500台の月産台数を見込んでいる。

INAX 職人の感性宿る清水焼のトイレ
 INAX(愛知県常滑市)は今月1日から、清水焼の絵付師の技と感性を取り入れた「筆の美京・絵付けシリーズ」を発売している。
このシリーズは洋風便器・小便器・洗面器・手洗器・紙巻器を取り揃えており、これまでのトイレのイメージを一新する、個性溢れるトータルコーディネートが可能となっている。
 商品のラインアップは「掻き落とし牡丹」、「あじさい」、「金魚」など全7種類。それぞれ趣や風情を感じさせるデザインで、雰囲気に合わせたコーディネートが可能である。これらのシリーズは、清水焼の絵付師の一品一品完全描き下ろしによるもので、職人の丹精込めた手作りならではの温もりや優しさを感じることができる。
 商品の価格は、洋風便器(タンク・便座を含む)が53万3400円、小便器が33万6000円などとなっている。

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