不動産トピックス

今週の一冊

2007.04.16 11:38

日本経済社会を動かす影の主役の仕組みとその現状

投資ファンドとは何か 知っておきたい仕組みと手法
著者:北村慶
発行:平成18年8月3日
価格:800円(税別)
出版:PHP研究所

 都心不動産価格の上昇の要因として、不動産ファンドの存在は無視できるものではない。
 不動物件の売買において、買い手の7割がエンドユーザーではなく「不動産投資ファンド」であり、また銀行や生命保険会社を含む国内金融機関の「ヘッジファンド」投資の残高は2005年に3兆円を超え、5年間で4倍規模となった。しかし様々な「投資ファンド」の台頭の一方で、村上ファンドをはじめとする負の部分もまた浮かび上がってきており、良い意味でも悪い意味でも社会・経済に多大な影響を与えている存在となっている。しかし、テレビや新聞で耳にする機会はあれで、実態を正確に把握している人ははまだ少ない。
 本書ではこれまでの発展と現状を追うことによりその本質を明らかにし、将来についての考察がなされている。

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