不動産トピックス

商業ビル最前線

2006.10.16 16:59

新日鉄都市開発 11月30日「六門」グランドオープン 地上7階建ての商業ビル 全9店舗が六本木初進出
 新日鉄都市開発(東京都中央区)は、「六門(ROCMONロクモン)」を11月30日にグランドオープンする。
 同物件は、東京メトロ日比谷線・都営地下鉄大江戸線「六本木」駅徒歩1分に位置する、地上7階・地下1階建て、延床面積2962・02㎡の商業ビルだ。
 「六門」という名称は、六本木交差点至近という立地特性から六本木の新しい食の入口として気軽に利用して欲しいという願いからネーミングしたもの。メインターゲットは六本木を拠点とするオフィスワーカーや、六本木でショッピングなどを楽しむ大人の女性。テナントは、9店舗からなり、旅行情報を発信するカフェとして、そのユニークな業態が話題を呼んでいる「トラベルカフェ」、本格的な上海料理を提供する「ロバーツ」や、ケータリングランチがOLに大人気のタコス専門店による、手作りメキシコ料理レストラン「ロザリオ」など、全てが六本木エリア初進出となっている。

ダイヤモンドシティ 「ダイヤモンドシティ・ミュー」開業 日産自動車村山工場跡地に都内初進出
 ダイヤモンドシティ(東京都渋谷区)は、日産自動車村山工場跡地に建設中のSC「DIAMONDCITYmu(ダイヤモンドシティ・ミュー)」を、11月18日にオープンすると発表した。
 同施設は、地上5階建て、延床面積15万㎡の規模。約180店舗を備えた大型ショッピングセンターで、ダイヤモンドシティ東京都初出店となる。
 メインターゲットは30歳~35歳の団塊ジュニアで、多摩地区初出店テナントが44店舗、そのうち都内初出店12店舗を計画。「三越武蔵村山店」と「ジャスコむさし村山店」の2核を結ぶモールで構成され、モールは長さ約250m、3層吹き抜けになっており、開放的な空間を演出。開発コンセプトである「愛着と一体感を醸し出す、新しい”まち”の創造」に相応しい環境ホスピタリティにも力を入れたSCとしている。

ベターウェーブ 平成18年7月「ラチッタデッラ」内にオープン 託児所併設のこどもの遊び場「キッズポポラー」を展開
 平成18年7月、川崎のテーマパーク「ラチッタデッラ」内にオープンしたベターウェーブが運営する「キッズポポラー」。室内遊園地に託児所を併設した「こどものあそび場」である。遊園地等におけるアトラクションの企画運営を手掛ける同社による施設の特長は、あそび場がメインであることだ。
 オリジナル遊具「ファンファンボールランド」などのアトラクションが、100坪強の施設内に備えられ、常時4人のスタッフが勤務しており、ファミリー客のために大人用の休憩所も設けられている。  川崎店は、北海道でのテスト運営に始まる、3店舗目。施設を掌握したうえで管理を行うため、今後しばらくは首都圏での事業展開を予定している。
 「川崎店の場合、施設には、首都圏最大級のシネマコンプレックスが入居しています。また近隣施設内に子ども向けテーマパークがオープンすることもあり、託児所の大きなニーズがありました。そのため、少々安めの賃料で入居し、利用者への料金値下げを実現しています」(ベターウェーブ)
 川崎店の利用者は、平日で1日平均50人。現在は保護者同伴コースの利用が多いが、先行店舗の例から、今後は一時保育コースの利用が増えると見込んでいる。
 「今後は、雨天時にも利用できる室内型遊園地の増加に伴い、当施設の需要も広がっていくと考えています」(同社)

ナムコ リラクゼーション・占い等で構成 エンターテインメント施設を展開
りらくの森・デザートフォレスト 11月2日金沢エリアにオープン
 各種テーマパーク開発を行うナムコ(東京都大田区)は、「金沢りらくの森」と「金沢デザートフォレスト」を、イオン(千葉市美浜区)がJR北陸本線「金沢」駅前に出店する「金沢フォーラス」5階に、11月2日オープンする。
 施設面積約421・11㎡からなる「金沢りらくの森」は、女性専用施設の岩盤浴ゾーン「ストーンフォレスト(仮)」、インド式ヘッドセラピー、アジアントリートメント等を提供する複合トリートメントゾーン「ドゥーラ・ヴィラス」、スピリチュアルヒーリングゾーン”占いパーク”「占者ストリート」で構成されるヒーリングモールである。
 また施設面積約412・5㎡からなる「金沢デザートフォレスト」は、ザートマルシェ、デザートカフェ、軽井沢クレープリー「アンジェリーナ」、「佐世保バーガービッグマン」が出店するデザートのフードテーマパークだ。

横浜大世界 オープン3周年期に施設を一新 11月3日より料金も新料金に
 横浜大世界(横浜市中区)は、オープン3周年を期に、横浜中華街内のチャイナテーマパーク「横浜大世界」のフード・演出・教養・品揃え・装飾の全てを一新し、11月3日にグランドオープンする。
 1~2階は「ダスカマーケット」と改め、4つのコンセプトゾーンとしてグランドオープンし、3~5階は「中華食祭広場」に。また6~8階は、「大世界ミュージアム」と「大世界劇場」と改称し、7~8階の「大世界ミュージアム」は、フロア全体を用いたテーマ展示スペースとして、中国の文化を伝える。
 入場料も新料金となり、「大世界劇場、大世界ミュージアム」の利用セット料金は大人800円/小人600円、「大世界ミュージアム」の利用料金が大人300円/小人200円、「中華食祭広場」・「ダスカマーケット」の入場料は無料となる。

三井不動産 「ららぽーと柏の葉」の全185店舗を決定 グランドオープンは11月22日
 三井不動産(東京都中央区)は、つくばエクスプレス「柏の葉キャンバス」駅前に開発している、大型商業施設「ららぽーと柏の葉」のぜん185店舗、そしてグランドオープン日を11月22日にすることを決定した。
 地上4階建て、店舗面積4万2021㎡からなる同施設は、現在「柏の葉国際キャンパスタウン構想」に基づき、県・市・東京大学・千葉大学など、産・官・学が連携して「環境・健康」を意識した街づくりが進められているエリアに立地している。三井不動産では、そうした構想を踏まえ、「環境・健康・循環」をライフ・ソリューション・テーマに掲げ、日常生活から趣味・エンターテイメントまで幅広いニーズに応える店舗を誘致。また、太陽光パネル・風力発電装置などの他、屋上農園、屋上庭園、クライミングウォールなどを設置してテーマを具現化した。具体的には、日本初の本格的にタラソテラピーを提供する、タラサ志摩スパ&リゾート(三重県鳥羽市)プロデュースのフィットネス第一号店となる「カルナフィットネス&スパ」や、千葉大学の「環境健康オフィス」と、鍼(はり)・灸(きゅう)の診療を行う「柏の葉鍼灸院」等が出店する。

イオン 「金沢フォーラス」11月2日グランドオープン 189店の内約130店が北陸初20代の女性が主たるターゲット
 イオン(千葉市美浜区)は、11月2日、JR北陸本線「金沢」駅前に189のショップで構成されたファッションビル「金沢フォーラス」をオープンする。
 同施設は、地上8階建て、延床面積6万320㎡、商業施設面積4万5846㎡(内訳:物販・1万4738㎡・飲食・サービス1万1281㎡)からなるファッションビルで、189ショップのうち、約130ショップが北陸初出店となっており、ファッション感度の高い女性に人気の「アナトリエ」や「プロポーションボディドレッシング」など、全ショップの約4割を占める”20代のレディス”を主たるターゲットとしたアパレルブランドを中心に構成。「フランフランデザインフォーライフ」に代表されるインテリア・生活雑貨、「ちゃんこダイニング若」など話題のレストランやシネコンといったエンターテイメントに至るまで、全館を通して施設の充実を図る。
 なお、”フォーラス”とは、”私たちのために”を意味する英語”forus”を組み合わせた言葉。今回オープンする「金沢フォーラス」は、イオンのファッションビルとして、平成5年に開店した「大分フォーラス(大分県)」以来、5店舗目の出店となる。

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