不動産トピックス

不動産管理新潮流

2006.10.09 10:16

TOTO業務用トイレの防臭剤を新発売 酵素の働きを抑制しニオイの元から予防
 TOTO(福岡県北九州市)は、10月10日より、トイレの臭いを予防する防臭剤「トイレの防臭剤・業務用」を販売開始する。
 尿の主成分である尿素自体には臭いがないが、空気中の菌が保有・分泌する酵素「ウレアーゼ」によって分解されることにより、臭いを持つアンモニアが発生する。したがって、ウレアーゼの働きを抑えることで、臭いを元から予防することができる。
 同社は昨年3月に、防臭スプレーとして初めて、ウレアーゼの働きを抑える酵素抑制成分(金属キレート)を配合した「トイレ用消臭スプレー」を一般家庭用に販売している。今回は、駅や飲食店など、不特定多数の人が使用するトイレの防臭ニーズが高いことを考慮し、業務用に「トイレの防臭剤」を発売するもの。一般家庭用と同じく、普段の清掃時や、臭いが気になる時などに、便器の隙間や周囲の床・壁にスプレー噴射して使用することで、臭いを防ぐ。
 価格は、4ℓ入りボトルで税込み5250円。専用詰め替え用スプレー空容器(容量500ml)が税込み525円。発売3年目に年間4万個の販売を目標としている。
 なお、同社では、快適なレストルーム空間の実現を目指して「トイレのニオイ」と「防臭、脱臭、消臭技術」について研究開発を行っており、各種製品を開発・販売している。

三菱電機ビルテクノサービス 地震時にエレベーターを自動診断 10月10日から運用を開始 初年度800台の導入を計画
 三菱電機ビルテクノサービス(東京都荒川区)は、平成16年4月から遠隔点検・診断技術を応用した地震時のエレベータ復旧技術の開発に三菱電機と共同で着手し、昨年12月、国内で初めて技術開発に成功した。
 今回、診断・復旧運転のデータを遠隔収集するなど周辺整備を進め、地震時エレベータ自動診断&復旧サー日sう「ELE-Quick(エレクイック)」の名称で今年10月10日から運用を開始する。
 地震によるエレベータの物的損傷の有無を自動で診断し、運転に支障がない場合には地震後約30分以内で自動復旧させるサービスである。
 自動診断の方法としては、まず安全装置が正常に働いているかどうかの確認と、乗客の有無の確認をし、次に、微速走行・低速走行・通常走行とスピードを段階的に上げながら、異常の有無を診断。開閉診断の後、自動運転を終了する。最後に、異常が無いと診断した場合は、運転休止から約30分程度で、自動的に仮復旧させる。
 その後、エンジニアによる安全の再確認を行い、本復旧とするという。
 診断項目は、調速機ロープ・着床装置・終点スイッチの3点だ。
 同社では、初年度で800台の導入を計画している。
 P波センサー付き地震時官制運転装置の2種類で保守点検価格は、月額1000円~2000円だ。

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