不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2006.08.28 17:19

三菱電機 「ジェットタオル」スーパーハイパワータイプを発売 2~3秒のスピード乾燥を実現 汚れつきにくいシリコーン樹脂
 三菱電機(東京都千代田区)は、ハンドドライヤー「ジェットタオル」の新モデルとして、新開発「ハイパーブロックノズル」により、業界最速となる2~3秒のスピード乾燥を実現したスーパーハイパワータイプを10月20日に発売する。
 「ハイパーブロックノズル」は、穴径の小さいノズルをブロック上に配置することで、手の甲と手のひらに膜状のジェット風を効率良く吹き付けて乾燥性能を向上させている。ノズルから吹き出す、膜状でよどみ領域の少ないジェット風が手の表面を拭うため、水滴が一様に吹き飛ばされる仕組みだ。
 手挿入部には汚れが付きにくく、仮に付いても広がらず落ちやすいという特長を持つシリコーンを練り込んだ樹脂を採用。汚れの付きや広がりを従来比約10分の1に低減することで、清潔感などが向上した。清掃を繰り返しても効果は持続し、アルコール清掃にも対応する。
 なお、新商品は乾燥スピードを求めるパチンコ店や工場、清潔性を求める食品工場や商業施設へ提案していく。
 希望小売価格は、23万1000円である。

三共消毒商事 「ねずみいちばん」の仕様・デザインを一新 捕獲面の粘着剤を31%増量
 三共消毒グループ三共消毒商事(東京都品川区)では、主力製品であるねずみ捕獲用粘着シート「ねずみいちばん」の仕様・デザインを一新し、今月25日から販売を開始する。
 同社では、プロのねずみ駆除現場でのテストを長年繰り返し、ねずみ捕獲用粘着シートの開発・販売を行ってきた。
 新仕様の「ねずみいちばん」は、捕獲面の粘着剤を31%増量しており、増量された粘着剤が凸凹に厚く塗布されているため、ネズミの捕獲率を向上することができるというもの。また、粘着シートの角を”丸く”したことで、ねずみの処理時に袋が破れにくい仕様にしてあり、捕獲後の処理にもはいりょした使用になっている。バターフレーバーでねずみを誘引するという仕掛けも施している。
 同社では、今回の仕様・デザイン一新により、ねずみ被害が増加する秋以降の販売拡充を図っていく。販売価格は2枚入りで1050円だ。

ヤンマー 植物油で発電するコージェネ開発 滋賀県高島市と実証実験 実用性や耐久性等を検証
 滋賀県高島市とヤンマー(大阪市北区)は、植物油から製造される軽油代替燃料であるバイオディーゼル燃料を100%使用した9・9kW小型ディーゼルコージェネレーションシステムの実証実験を開始する。高島B&G海洋センターにて、平成20年度まで実施する予定だ。
 今回の実証実験で使用するバイオディーゼル燃料は、高島市内で回収した廃食油を原料とし、社会就労センター「アイリス」に設置済みのバイオディーゼル燃料製造装置で製造された燃料。バイオディーゼル燃料は軽油代替燃料としてディーゼル機関で使用可能な燃料であり、バイオマス(廃食用油)を原料としていることから、その燃焼によって発生するCO2は温室効果ガスとしてカウントされないカーボンニュートラルという特徴を持つ。また燃料中に含有硫黄分が少ないため、硫黄酸化物の排出がわずかであり、含酸素燃料であることからエンジン内での燃焼が促進され、一酸化炭素や”すす”の排出も少ないなどクリーンな燃料として注目される。
 発電された電力並びに排熱は、B&G海洋センター内で使用すると共に、この間に、バイオディーゼル100%燃料対応エンジン及びシステムの性能評価や各部部品の耐久性評価を行う。

東芝ライテック ADSLと電話切替簡単 SOHOオフィスに最適 インターネット対応モジュラーコンセント
 東芝ライテック(東京都品川区)は、ブロードバンド通信に対応した住宅向け「インターネット対応モジュラーコンセント」の販売を開始した。
 このコンセントは、一般的な電源用ダブルコンセントと同じサイズ。専用プレートやBOXを不要とし、住宅やSOHOオフィス内のLAN(構内通信網)に対応できる。先行配線しておくことで、改修工事を伴わず、各種インターネットサービスに対応する機器へ接続することが可能。前面に切替スイッチを配し、電話のみの使用時は「電話機側」に、ADSL(非対称デジタル加入者線)契約時は「LINE側(ADSL)」に切り替えて使用する。ADSL契約時は、LAN用モジュラーコンセントと組み合わせることで居室内にインターネット拠点を設置でき、容易に住宅内のLAN構築を実現する。
 なお、希望小売価格は、6極2心(電話用8分岐端子付)の仕様で、2560円になっている。

潮 エアコンの直撃風を拡散するプロペラ 室内温度1~3℃高く設定可能 2割程度の省エネルギー効果
 空調設備会社の潮(横浜市中区)は、ハイブリッドファン及びエココプターを販売している。
 これらの製品は、エアコンの直撃風を拡散することで冷暖房の温度ムラをなくし、空調効率を向上させるもの。室内温度を1℃~3℃高く設定することができ省エネが可能になる。同社の試算では約2割程度の電力削減効果があるという。取り付けは簡単で、購入者が自ら取り付けることも可能だ。
 ハイブリッドファンは、天井カセット、天井吹き出し口、システム天井など空調のタイプ別に3タイプの商品をラインアップ。エココプターは、天吊型や家庭用ルームエアコン、自立型、各種吹き出し口などの空調タイプに対応する。エアコンからの風力でプロペラが回転するため、動力用の電源は不要だ。
 販売価格はオープンとなっているが、ホームページ経由で購入も可能。商品のカラーや申し込み台数に応じた見積を取り寄せることもできる。

松下エコシステムズ ディーゼル発電機用排出ガス冷却システム 黒煙除去・安全性向上など目的に東京メトロに納入
 東京地下鉄(東京都台東区)では、松下エコシステムズ(愛知県春日井市)が開発した「ディーゼル発電機用排出ガス冷却システム」を導入した。
 今回開発した冷却システムは、松下エコシステムズが有する水破砕技術を応用したもので、冷却筒内に水を0・5μm以下に微細化して噴霧し、そこに排気ガスを通すことで、発電機から排出される高温(400~500℃)の排気ガスを瞬時に50℃以下に冷却し浄化できる。さらに、噴霧した水を循環しようするため水量も削減され、高温集塵装置セラミックフィルターの採用により、排気ガス中の黒煙も除去することが可能だ。
 なお、従来のディーゼル発電機は、稼働すると400~500℃の高温排気ガスが発生するため、冷却用の水を多量に使用することが課題だった。また、メンテナンスの煩雑さも課題の一つであったが、セラミックフィルターを採用することでメンテナンス性も向上させている。

高砂熱学工業 ダクト工事の省エネ・省資源 顧客・協力会社と協業で実現 「G-COダクトシステム」を確立
 高砂熱学工業(東京都千代田区)は、空調設備工事の省エネ・省資源化を目指し、ダクト工事の合理化を「顧客・同社・ダクト協力会社との協業」によって、継続的に推進する「G-COダクトシステム」を確立した。
 1枚の規格サイズの鉄板をそのまま四角い管にしたシンプルなダクトを基本として、素材を最大限に利用。ダクト製作プロセスを合理的に規格化することにより、施工段階の省エネ・省資源化、作業の安全性向上などを実現する。また、自社開発の計算ソフトによって空気圧の損出を計算し、江田ダクトを最適な長さに短縮。運用段階でもダクトからの空気漏洩量を低減させて、省エネに貢献する。
 G-COダクトシステム効果は、①ダクトの気密化による送風動力の低減約6%②ダクト構造・寸法最適化による資材使用量の削減約20%③運輸効率の向上によるCO2排出量の削減約25%④ダクト部材の作り置きによる即納体制の確立、となっている。

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