不動産トピックス

ビルオーナー伝言板

2005.08.08 11:12

★いい面と悪い面
千代田区九段にビルを所有する坂口芳治氏は九段商店街振興組合理事長も務め、本業では和菓子処「さかぐち」を経営している。さかぐちは、あられ・かきもちの専門店。一店舗主義のため他への出店はしていないという。地方への発送は承っており、坂口氏によるとWEBから全国への申し込みが絶えないそうだ。ただし、九段商店街では来街者の減少が深刻な問題となっており、インターネットの普及もその一因になっていることも考えると便利なこともいい面、悪い面があると改めて思い悩むそうだ。

★勘三郎せんべえ
新宿区神楽坂でビルを経営する福屋不動産は、本業は福屋という和菓子店である。両社の代表を務める福井清一郎氏によると福屋のせんべえは手焼きが特徴で、こげ味がつくほどしっかり焼いてある。これは「勘三郎せんべえ」と言われており、2代目中村勘三郎がしっかり焦がしたせんべえが好きで、当時の店主にリクエストしたものだそうだ。当初は勘三郎に対してのみ販売していたが、焦げた味が一般の客にも好評で福屋の名物商品となったそうである。

★ゴルフ練習場
和紅は昭和61年に千葉県美浜区でビル経営を開始する以前、同県中央区でゴルフ場を経営していた。現代表取締役の紅谷武史氏は先代の経営していたそのゴルフ場でアルバイトをし、送迎バスによる練習生の送り迎えなどをしていた。その中で印象に残っているは、女子プロゴルファー第一号となった小林法子氏である。和紅のゴルフ練習場の練習生だった彼女はプロテスト当日もそこで練習し、紅谷氏の運転する車に乗って試験会場に赴いたそうだ。昭和51年には賞金獲得ランキング第2位となったが、紅谷氏は自分のことのようにうれしかったとのこと。

★サービスが義務に?
新宿区の四谷ビルディングでは、ゴミ出しサービスを行っているという。テナントがごみ収集日の当日朝あるいは前日夜にテナント専有部のドア前においておけば、管理人がゴミ置き場にゴミ出ししてくれるというものだ。ただ、テナントにはそれが当然のことのように思われているふしがあり、サービスではじめたことが最近ではオーナーの義務であるかのように誤解されていると感じるそうだ。サービスをやめることまでは考えていないが、多少のありがたみは感じてほしいと思うこともあるとか。

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