不動産トピックス

今週の一冊

2005.03.21 10:34

豊富なケーススタディにより詳解

減損会計早期適用の実態と不動産処理の実例
著者:日本土地建物減損会計研究グループ編
出版社:税務研究会出版局
発行:平成17年3月31日
価格:2100円(税込)

 平成17年4月1日以後の事業年度から始まる減損会計制度の強制適用に対する解説書。公認会計士の太田達也氏が監修を務める。一部の早期適用会社を除いては、本格的な対策が必要となるのはこれからである。本書では、不動産の減損処理を行った企業の実例をもとに、その対策や手法について具体的数値に基づき解説されてある。また、平成16年9月中間期において早期適用した会社の一覧を掲載し、それらの会社の動向の分析を行っている。同時に、減損会計の概要から、早期適用会社の業種別、資産別の実態についても解説してあり、入門書としても使い勝手のいい内容となっている。豊富なケーススタディが掲載されており、初心者から上級者まで、参考になるだろう。

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