不動産トピックス

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2004.12.27 10:49

コンフォートフォーム 建築用型枠に発泡スチロール使用 断熱工事の簡略化と解体の手間をカット
 ビル・マンションの建築時の工程を大幅に削減する発泡スチロール製断熱軽量型枠「I・Cフォーム」を開発・販売しているのがコンフォートフォーム(東京都墨田区)だ。
 通常の鉄筋コンクリート建築物は、木製及び鉄製の型枠を用いて施工を行っていたが、この場合、型枠を組む工程からコンクリート打設、乾燥後の型枠解体、搬出などの手間が掛かっていた。一方で断熱工事を行う場合は発泡スチロールをコンクリート面と仕上材の間に挟みこむのが通例である。
 そこで、本工法では型枠の代わりに断熱材でもある発泡スチロールを使用してコンクリート打設後型枠の解体を不要にし、断熱施工の手間も省いた。また、型枠は工場でプレカットするため無駄がなく、専用セパレーターを差し込むだけで型枠作業ができるので作業効率は大幅にアップ。従来の型枠工事の歩掛は、1人1日当たり12㎡〜13㎡だが、I・Cフォームの場合25㎡〜30㎡をこなすという。
 なお、型枠に使用される発泡スチロールはEPS製(ビーズポリスチレンフォーム)で、発泡剤としての代替フロン・特定フロンなどを一切使用しない環境に配慮した断熱材で、長期にわたり性能を維持する。コンクリート打設前の強度の問題があるので、高層物件には使用しにくいが、低層ビルには最適である。

テラモト カーペットが機能マットに変身 用途で選べる3タイプ必要箇所だけ交換使用
 テラモト(大阪市西区)は出入口マットのタイルマットシリーズを販売している。このシリーズは「必要な場所」に「必要なマット」を「必要な分」だけ敷き替えて使用できるというのがコンセプトである。
 人通りが多くて汚れやすい部分だけを「除菌性」や「耐久性」に優れたマットに敷きかえることが可能で、それでも汚れたり擦り切れた場合、該当場所だけ交換できるので非常に経済的だ。
 シリーズには、超除塵性能を持つ「タイルマットアウトハード」と、除塵性能を持つ「タイルマットスーパーパワーセル」、速吸水性能に優れた「タイルマットテラレインライト」があり、特性に合わせて使い分ける。例えば正面玄関入り口では、屋外に「アウトハード」、風除室に「スーパーパワーセル」、屋内に「テラレインライト」を使用すると効果的で、汚れが目立ってきた場合も一部分だけ洗うことができるため、誰でもメンテナンスが簡単にできる。
 また、このシリーズは従来のタイルカーペットと敷きかえて使用するため床面はフラット。玄関マットのようにズレたり、めくれたりしないので、つまづき転倒などの危険防止にもなる。なお、従来どおり玄関マットとして使用する際には、タイルマットベースも用意されているので、エントランス出入口部分での使用も可能。

アシレ あらゆる外壁洗浄技術を駆使 どんな壁でも新築同様に清掃 ウォータージェット工法を展開< br>  高圧水の噴流を利用した「ウォータージェット工法」を展開するのは、特殊洗浄技術を駆使したビルメンテナンスを提供するアシレ(神奈川県横浜市)である。
 「この工法は、建物の外壁洗浄のみに留まらずコンクリートの目荒し・はつり工事等土木の分野にまで活用が進んでいます。」(田所氏)
 水の力で洗う、剥がす、削る、切るなど、高圧水の噴流を利用したウォータージェット工法は、既に建築現場での主流工法になっており、同社ではさらに温水、スチームを併用することで環境に配慮しながらあらゆる作業に適用できる技術を日夜磨いている。
 「磁器タイルやアルミパネルなどの外装は汚れが蓄積されて硬化してしまうと、通常の洗剤で洗った程度では、きれいにすることができません。当社では、温水高圧洗浄で洗剤を使用せずきれいに洗い流すウォータージェット工法はもとより、ブランコやゴンドラで専用洗剤を使用したクリーニングや、バイオ洗剤を使用した『アクアウォールウォッシュ』技術などを駆使して、あらゆる外壁の汚れをきれいにします。」(田所氏)
 同社ではこうした特殊洗浄技術を駆使して外壁のみならず、フロア、天井、カーペットなどについても、通常落とせないような汚れを落とすあらゆる特殊洗浄を行っている。

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