不動産トピックス

交遊録 飯田橋ラムラ建設の教訓を理科大タワー計画に活かす

2004.12.20 16:38

 千代田区飯田橋のショッピングセンター「セントラルプラザ・サムラ」はオープン以来20周年を迎え、活性化へ向け改修中である。オフィス棟を含めて地上2階建ての同ビルは、建設計画時に反対運動があった。福屋不動産代表取締役福井清一郎氏と、菱屋商店代表取締役の天利義一氏は付近の地権者・ビルオーナーとして反対運動に参画。飯田橋周辺の市況を左右し、景観を害するビルの建設には賛同できなかったという。結局ラムラは竣工したが、近年ではショッピングエリアの人の流れも多いとは言えず、本当に建てる意味があったのかと両氏は改めて疑問に思うそうだ。現在、同エリアでは東京理科大学が信仰者となるタワーの建設を予定。両氏を含む地権者には計画の説明の場が持たれているが、タワーは現校舎と延べ床面積に大きな差はなく盾に伸びるだけであるという。天利氏はラムラの事例を思い、今一度タワー建設の”意味”を問い質したいそうだ。

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