不動産トピックス

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2004.12.13 14:52

東京理科大学工学部一部 顔表現が可能な受付ロボット開発 300言語理解して700通りの返答
 東京理科大学(東京都新宿区)工学部一部‐機械工学科小林研究室では、新しいコミュニケーションメディアとして顔ロボットの開発、「顔」を中心とした画像処理技術の追求などの他研究機関では行われていないユニークな研究を独自に進めている。その研究成果であり、同大学の”顔”として開発したのが受付ロボット「アンドロイドSAYA」。今年の初めから東京理科大学入試センター1階にて受付業務を開始している。
 アンドロイドSAYAは、バーバル(言語)・ノンバーバル(非言語)コミュニケーションを可能としたロボットで、約300単語を理解し、約700種類の返答を行う。
 非言語コミュニケーションに関しては、首の動作と、18ヵ所の制御点を皮膚の裏側から引張ることで無限の表情まで再現されている。首を傾げながら笑顔で受け答えする様は、ロボットの一般的なイメージを覆すものだ。
 現在プログラムされているのは、学校案内、キャンパス案内、学部・学科案内、各研究室の案内、各部署・各課案内、SAYAに関することなどである。大型複合ビルなどで会社案内や店舗案内をこなせる様にプログラムすることも可能であるという。

ペンギンワックス 汎用品の約半分の時間で乾燥 厚塗り対応することで作業時間の短縮が可能
 ペンギンワックス(大阪市城東区)が開発し販売している、厚塗りに対応の高濃度樹脂ワックス「ギャラクシークイックプロ」の出荷が好調である。
 「この商品は、厚塗り対応ワックスの問題点であった乾燥スピードの遅さを、従来の一般汎用タイプに対して約50%まで短縮したことで、塗布性と作業性を向上したものになっています。」(本多氏)
 乾燥性・造膜性のよい新異相構造内部可塑性ポリマーがウレタン含有アクリル系ポリマーの隙間を埋めることで、厚く塗布しても乾燥が早く、重ね塗り性の良い塗膜が形成されるという。
 「環境ホルモンフリーで、PRTR非該当のワックスですので、近年対策が求められているシックビルにも配慮しています。」(本多氏)
 なお、価格は18リットル缶で2万3000円となっている。

三建リース 素材までリサイクルする壁面緑化 緑化にペットボトル利用短期間でも手軽にリース
 三建リース(東京都墨田区)では、ペットボトルを利用した壁面緑化パネルの販売・月極リース事業を開始した。壁面緑化の需要は増加傾向にあるが、同社が開発した「ペットボトル壁面緑化パネル」は、環境に配慮するならば、素材までリサイクル製品を使用しようとの想いから考案された。
 そのシステムを構成するのは、文字通りペットボトルとエコマーク取得樹脂パネル。標準で自動灌水設備が付帯し、ペットボトルに開けられた穴から植物を植える。天然ヤシ繊維シートを巻くことにより、植物との調和も図れるので、美観上の懸念はない。
 リース期間は最低3ヶ月からで、3㎡以上の施工が条件となる。価格はリース期間によって増減するが、3ヶ月以上6ヶ月以下の契約で1万2000円/㎡、基本管理料金6万円/㎡。

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