不動産トピックス

今週の一冊

2004.09.20 11:20

鑑定評価の手法を詳しく解説

土壌汚染リスク対策の決定版
著者:川口有一郎/他
出版社:プログレス
価格:3990円(税込)

 本書は、全5章によって構成されており、早稲田大学ファイナンス研究科教授の川口有一郎氏や地質汚染診断士の和田信彦氏、明海大学不動産学部講師の本間勝氏ら6人の執筆陣により、土壌汚染地の初期調査から詳細調査までの手順と浄化費用の具体例を最新のデータに基づいてわかりやすく紹介している。だれでもできるリスク評価と簡易分析法を地質汚染診断士が図表と写真を使ってやさしく解説し、不動産評価・売買の実務担当者が必ず知っておくべき土壌汚染地の鑑定評価の手法を詳解している。他、スティグマ(心理的嫌悪感)が及ぼす不動産への被害とその測定方法をCVM(仮想市場評価法)によって実証的に検証、企業の土壌汚染リスクのケーススタディとリスクマネジメントの一手法である環境保険を海外の事例を交えて詳解する。土壌汚染対策法施行後の最新データと事例に基づく土壌汚染リスク対策の決定版とも言える内容となっている。

PAGE TOPへ