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阪神電気鉄道/阪急阪神不動産 「阪神鳴尾浜球場」跡地に冷凍冷蔵物流施設

2026.10.12 15:01

 阪神電気鉄道(大阪市福島区)と阪急阪神不動産(大阪市北区)は兵庫県西宮市の阪神タイガースの旧ファーム施設(阪神鳴尾浜球場)跡地でシリーズ初となる冷凍冷蔵物流施設「ロジスタ鳴尾浜」の新築工事に着手した。竣工は2028年10月末を予定している。
 立地は阪神高速道路5号湾岸線「鳴尾浜」ICから約0・6km、阪神武庫川線「武庫川団地前」駅から徒歩約16分、阪神バス「鳴尾浜北」停留所から徒歩約1分、大阪港と神戸港という2つの主要港のほぼ中間に位置する。
 同施設は敷地面積約2万400㎡、延床面積約4万4700㎡、鉄骨造地上5階建て(倉庫4層)。同施設には3階へのスロープを設置し、1階と3階に合計36台のトラックが接車できるバースを設ける。
 エントランスアプローチには木目パネルで物流コンテナを連想させる意匠を施す。またエントランスホールや共用廊下では高揚感を演出する。共用部のデザインは乃村工藝社(東京都港区)が監修する。
 1階エントランスホールや各階のエレベーターホール、ラウンジなどの壁面には「阪神鳴尾浜球場」の内野グラウンドで実際に使用されていた黒土をアップサイクルし、土壁左官工法として活用する。
 冷凍区画はマイナス25℃~5℃の範囲で温度を設定できる可変対応とし、食品・医薬品など厳格な温度管理が求められる物品に対応。
 倉庫部分は床荷重1・5t/㎡、防熱後の梁下有効高5・5m、標準柱間隔11・4m×10・4m、最大6区画まで分割利用が可能で一棟利用から分割利用まで対応。各区画には荷物用エレベーター1基(W4・0m×L4・0m、積載荷重4・1t)と垂直搬送機1基(かご車・パレット兼用)を設置。設備としては陽圧除湿システムや遮熱用エアカーテンを導入し、冷却負荷の低減を図る。
 最上階には従業員用ラウンジを設置。ラウンジの照明には自然光の移り変わりを再現したサーカディアンリズム照明を採用。また冷凍冷蔵倉庫内での身体的な負荷に考慮した採暖室や、ドライバーの休憩室も設置。
 防災対策としては停電時に48時間の事務所部分の稼働を可能とする非常用発電機を備える。また浸水対策としては事務所と重要機能設備(キュービクル・非常用発電機等)を2階以上に設置する。
 環境対策としては「BELS」認証で「ZEB」の取得を予定している。冷却機器にはフロンガス規制に適合した自然冷媒(ノンフロン)を採用。同施設ではLEDによる館内照明、高効率な空調設備を採用する。屋上には太陽光発電設備を設置し、発電した電力を自家消費する。




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