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東京・北青山に38階複合ビル 「北青山三丁目地区第一種市街地再開発事業」着工

2026.06.15 11:36

 東京建物(東京都中央区)と東急不動産(東京都渋谷区)は、都市再生機構(横浜市中区、UR都市機構)とともに推進している「北青山三丁目地区第一種市街地再開発事業」を1日に着工した。竣工は2030年を予定している。
 同事業は東京都が進める「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」の一環で、国道246号(青山通り)の沿道と都営住宅跡地との一体的なまちづくりを行う。建物の耐震化と併せて緑地空間の整備や文化・流行の発信拠点を形成するもので、南側の先行地区では高層の住宅棟などが2020年に完成している。
 今回の事業では、事務所、ホテル、商業施設等で構成される「B-1街区」と、商業施設「B-2街区」を建設するとともに、外構部には先行地区と合わせて約1haの樹林帯を整備する。植栽配置や樹種の選定は青山地域特有の自然環境を把握した上で、在来種を基本とした四季の変化に富んだ植栽計画としている。
 「B-1街区」は、延床面積約17万8000㎡、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造、地上38階地下2階建ての複合ビル。中低層部は谷口建築設計研究所(東京都千代田区)がデザイン監修を担い、青山通りに面するファサードは透過性のあるすだれ状のルーバーを設置。オフィスエントランスに続く入口には象徴的な門型フレーム状の構成を採用する。
 低層部を貫通する通り抜け空間は青山通りと反対側の樹林帯を結ぶ立体的な「パッサージュ」とし、3層吹き抜けのアトリウムやスカイライトを備える。また大庇に覆われたイベント広場や外部テラス空間も整備。建物と外構が連続することで、自然との親和性と開放感、人々のにぎわいを生み出す空間の創出を意図している。
 3~37階はオフィスフロア。基準階面積は約2800~3100㎡。7~10階にはバルコニー付きの小割区画等の整備も予定。4階にはテラスやキッチン等のアメニティ機能を備えるラウンジも整備。5階には社内外との打ち合わせや来賓対応等、目的に応じて柔軟に対応できる貸会議室に加えて、短期間の増床需要に対応可能なレンタルオフィスも用意する。
 3~6階は東京建物が運営するスモールラグジュアリーホテル。樹林帯を一望できるバルコニー付きの客室に加え、宿泊者以外も利用可能なレストランやフィットネス等も設置する。
 交流機能の充実も図る。樹林帯に面する1階のイベント広場のほか、2階には約180名収容可能な多目的スタジオを整備し、企業による記者発表会や社内研修等での活用を想定している。そのほか、2階にはアート作品の展示等を想定したギャラリーや、3階に会員制のライブラリーラウンジ等を整備予定。
 「B-2街区」は延床面積約2000㎡、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造、地上3階地下2階建ての商業施設。「B-1街区」と「B-2街区」の1~3階には樹林帯を臨むテラスを備えた飲食店舗や、青山の文化を彩る飲食・物販店舗を配置。まちのにぎわい創出に寄与する。
 事業はUR都市機構を施行者とし、東京建物と東急不動産は保留床の取得、事業推進、入居企業誘致活動や施設建築物全体の管理運営計画策定を通じて事業を推進する事業パートナーに位置付けられる。パートナー2社は、「一連の取り組みを通じて、青山の地域資源を生かした文化・流行の発信拠点を創出し、地域の皆さまにとって誇りとなり、訪れる皆さまにも愛されるまちづくりを進めていく」と意気込んでいる。




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