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東京23区の大規模オフィスビル市場動向調査2026 大型化と主要エリアへの集積が顕著に

2026.06.08 11:42
森ビル(東京都港区)は、2026年の「東京23区の大規模オフィスビル市場動向調査」の結果を発表した。
調査は1986年から継続して実施しているもので、東京23区内で1986年以降に竣工した延床面積1万㎡以上のオフィスビル(大規模オフィスビル)が対象。
今後5年間の年平均供給量は過去平均(1986~2025年)を下回る見込みで、今後の供給がオフィスマーケットに及ぼす影響は限定的と想定されるという。一方、大規模オフィスの供給量に対する「事務所延床面積10万㎡以上の物件」の供給割合は2028年が94%、2029年が84%、2030年が92%と増加傾向にあり、引き続きオフィスの「大規模化」が見込まれるとしている。
エリア別では、今後5年間の都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)への供給割合が91%と、過去10年平均(85%)を上回る見込み。また、23区全体の今後5年間の総供給量(412万㎡)に対する主要ビジネスエリアにおける供給量(300万㎡)は73%で、引き続き「都心部へのオフィス集積」が進展する見込みで、特に大規模開発が進む「日本橋・八重洲・京橋」エリアでの供給増加が顕著としている。
2025年の東京23区の吸収量(前年末の空室面積+新規供給面積-当年末の空室面積)は、堅調なオフィス需要を背景に164万㎡と調査開始以来3番目の高水準を記録。空室率は前年から1・4ポイント減の2・3%まで低下し、特に主要ビジネスエリアは1・8ポイント減の1・5%と、2019年以来の1%台まで低下した。
森ビルでは、昨今の出社回帰に加え、優秀な人材確保のための立地やビルグレード改善、イノベーティブなオフィス環境づくりへの企業ニーズは底堅く、オフィス需要は引き続き力強さを維持し、空室率も低下基調が続くものと想定している。



