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旭化成がコンパクトオフィスに参入 自社ブランド第1弾「ASOOM新橋」開業

2025.06.16 11:57

 旭化成ホームズ(東京都千代田区)は1日、同社コンパクトオフィスブランド「ASOOM」の第1号物件「ASOOM新橋」を開業した。
 立地は東京都港区新橋。都営三田線「御成門」駅から徒歩4分、JR「新橋」駅から徒歩9分、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅から徒歩11分、都営浅草線・大江戸線「大門」駅から徒歩10分の場所に位置する。
 同ビルは延床面積2378・48㎡、プレストレストコンクリート造地上14階地下1階建てのオフィスビル。
 オフィスフロアは窓辺に設けたオープンキッチンのあるオフィス空間、バルコニーやリフレッシュルームなどの設備を導入し、働く場を自由に選択できるABW(Activity Based Working)に対応したワークプレイスを提供する。
 共用ラウンジには事前に予約ができる会議室と個室ブース、いつでも利用できる多彩なフリースペースを備える。屋上には共用Wi-FiとOAコンセントを備えるテナント専用のルーフテラスを設置。ワーカーのリフレッシュやコミュニケーションのほか、ワークスペースとしても活用できる。
 防犯対策としてはEVホール入口とEV内にICカードリーダーを設置。また無人型の受付クラウドシステム「workhub Reception」を導入しており、来訪予定のゲストに事前にQRコードを配信することで入館が可能となる。
 環境対策としては「BELS」4つ星、「CASBEE」の建築評価認証とスマートウェルネスオフィス評価認証がともにAランク、「DBJ Green Building」認証の4つ星を取得している。
 「ASOOM」は「Office as a Home」をコンセプトに、居心地の良さとABWの推進、環境性能を兼ね備えた次世代型コンパクトオフィスとして企画された。旭化成ホームズではハウスメーカーとしての経験を生かし、居心地の良い空間を提供することで、従業員が快適に働ける環境を整備。効率的な空間利用と洗練されたデザインにより、限られたスペースでも最大限の生産性を発揮できるオフィスを実現した。同社はこの新たなコンパクトオフィス事業により、都市の安全と魅力ある街づくりに貢献する考えを示している。




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