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みなとみらい21地区臨港パーク内複合施設竣工 施設名称は「横浜ティンバーワーフ」に決定
2025.06.10 16:12
代表企業としてプロジェクト推進および事業を担うDRAFT(東京都港区)は、横浜市西区みなとみらい一丁目で複合施設を竣工させた。また施設名称を「横浜ティンバーワーフ」に決定した。開業は10月を予定している。
立地はみなとみらい21地区の緑地である、横浜港に面する臨港パーク内。
同施設は建築面積648・45㎡、延床面積1568・66㎡、軽量鉄骨造地上3階建て。
1階にはライブ感のあるオープンキッチンを有するベーカリーカフェが出店。
2~3階には野外レクリエーション機能を併せ持つレストランとウエディング施設が出店。同店舗ではランナーやウォーカーなど野外アクティビティ等での利用者に対し、手荷物の預け入れや着替えができる場所とラウンジを提供。
建築デザインは山下泰樹建築デザイン研究所(東京都港区)主宰、DRAFT代表の建築家・デザイナーである山下泰樹氏が手掛ける。ファサードのトラス柱には木質ハイブリッド集成材を採用。木と鉄骨のハイブリッドにより耐火性能を確保し、その上表層木材の取り替えを可能とすることで、定期的なメンテナンスによって建物の長期的かつ持続的な価値の維持・向上を支える。
またファサードを形成する木の架構の背後には全面ガラスを配置することで、臨港パークの風景を一望できる設計とした。