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三菱UFJフィナンシャル・グル－プの新本社「MUFG本館」概要発表

2024.04.01 11:30

　三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ（東京都千代田区）は、建設中の新本社ビル「ＭＵＦＧ本館」の概要を発表した。
　立地は東京都千代田区丸の内２丁目。「三菱ＵＦＪ銀行本館」を建て替えるもので、竣工は２０２９年を予定している。建物計画は、敷地面積１万８４６・９６㎡、延床面積約１７万２０００㎡、Ｓ造／ＳＲＣ造地上２８階地下４階塔屋２階建てのオフィスビル。外観デザインは縦基調とし、現在の建物と同系色の石材などを用いる。
　６～２６階が同社のオフィスエリアで、２７～２８階には屋上テラス・ラウンジを整備する。多様な働き方や将来の変化にも柔軟に対応する空間を創出。社員の生産性向上に貢献するとともに、スマートビル技術の導入なども計画し、効率的で快適なオフィスの実現を目指す。
　低層部には、２階に大ホール、会議室などを整備。４階にはラウンジスペース、共創空間を備える。また、地下階と１階に飲食店舗などを誘致。屋内外広場や貫通通路、空中歩廊やテラスなども設け、賑わいを創出する。
　環境対策としては、持続可能な社会の実現・環境負荷低減に貢献する建築計画とし、ＬＥＥＤ認証をはじめとする認証制度の取得を目指す。また、グリーンファイナンスフレームワークを策定し建設関連資金をグリーンファイナンスで調達することを目指す。
　ＢＣＰ対応としては、災害時、周辺の帰宅困難者の受入れを行うことなどを想定した強靭なインフラ・設備を計画。