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野村不動産 海外投資拡大へ ロンドンでオフィスビルを取得

2024.03.25 11:23

 野村不動産(東京都新宿区)は、英国ロンドン・ウエストエンドに所在するオフィスビル「55St James,s Street」を取得すると発表した。
 同物件が所在するロンドン中心部のセントジェームズエリアは、バッキンガム宮殿やセントジェームズ宮殿に近接するほか、高級ホテルやアートギャラリー、ブティック、飲食店が立ち並ぶなど、格式高く落ち着いた雰囲気を有しながらも、繁華性の高いエリア。また、3路線利用可能な「グリーン・パーク」駅から徒歩4分と交通利便性が高い。
 建物は鉄骨造、地上7階地下1階で、2015年竣工。専有面積は2465㎡。うちオフィスが2147㎡、賃貸住宅が318㎡となっている。
 環境性能評価においても、「EPC(英国商業用不動産環境規制)」、「BREEAM(英国建築物環境性能評価制度)」のいずれも上位2番目のランクを取得している。
 野村不動産では、優良立地における競争力の高い物件であることを評価し、取得を決定したとしている。また、英国でのオフィスビルにおける快適な労働環境のニーズの高まりを受け、今後共用部改修工事などを行い、より充実したオフィス環境の提供を目指す。
 同社では、2023年3月期~2031年3月期の中長期経営計画で、海外における収益不動産への投資拡大を掲げている。英国では持続可能性の追求を含む社会課題の解決への貢献を目指し、事業を通じて新たな知見獲得を進めつつ、日本において培った知見も活用し、事業拡大を進めていくとしている。

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