週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

「音羽町」駅直結の商業施設が開業 静岡鉄道が築40年超のビルを改装しフードホールに

2024.03.18 10:34

 静岡鉄道(静岡市葵区)は、静岡鉄道静岡清水線「音羽町」駅直結の商業施設「OTOWA FOOD HALL SHiiiTO(シート)」を24日に開業する。企画・設計は、ヒトカラメディア(東京都世田谷区)が手がけた。
 「SHiiiTO」は、静岡県静岡市葵区音羽町エリアの活性化を目的とした商業施設。築40年以上の「静鉄音羽ビル」1階の空き区画をリノベーションし、「しずてつ未来プロジェクト」の一環として企画・開発した。施設名には、「お気に入りの座席を見つけることでつい足を運びたくなり、つい長居してしまう施設になるように」との思いを込めた。
 施設のコンセプトは「Accent to everyday life(アクセントになる居場所)」。内装は多様性を体現するような家具をそろえ、訪れる人の生活のアクセントかつ居心地の良いデザインとした。建物の無骨さとテナント区画・調度品の柔らかさが調和した空間だ。
 テナントは飲食を中心とした4店舗。コーヒー、サンドイッチ、惣菜、弁当などの販売店や、シフォンケーキ、焼き菓子を提供する飲食店、ベビーカステラ、フライドポテトなどのスナック販売店、クラフトビールが楽しめる店舗などを予定している。今後、同施設では「人の顔が見える、人と繋がる場所」をテーマとしたさまざまなイベントを定期的に開催することを予定しており、沿線の活性化に繋げていく構え。
 「しずてつ未来プロジェクト」は、静岡に新たな価値やサービスを提供していくことを目的に、沿線の将来ビジョンやコンセプト、アクションプランが示された静岡鉄道静岡清水線沿線の将来構想。

PAGE TOPへ