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NTT都市開発 「アーバンネット仙台中央ビル」開業 低層部にビジネス支援施設を整備

2024.03.18 10:33

 NTT都市開発(東京都千代田区)が開発していた「アーバンネット仙台中央ビル」が14日、開業した。
 立地は仙台市青葉区中央4丁目。地下鉄「仙台」駅から徒歩5分に位置する。
 建物は敷地面積3073・86㎡、延床面積4万2132・77㎡、鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、地上19階地下1階のオフィスビル。
 1~4階には、ATOMica(宮崎県宮崎市)が運営する、コワーキングスペース、カンファレンス、イノベーションスペースなどの集合施設「YUI NOS(ゆいのす)」がオープン。産官学の連携によるスタートアップ支援や多様なコミュニティの創出などにより、仙台市・宮城県のさらなる活性化と地域課題の解決に寄与するとしている。
 1階には広々としたイノベーションスペースを配置。スタートアップとベンチャーキャピタル(VC)が参加するピッチイベントや地域の方に向けたオープン型のイベントなど、広い空間を生かした多様な催しを予定している。平常時はロビーとして、休憩や待ち合わせに利用できる。
 2階は施設の中心となるコワーキングスペース。企業をつなぐイベントの実施やアプリケーション(knotPLACE)を活用したマッチングでイノベーションの活性化を図る。また、コミュニティマネージャーが常駐。交流支援やコミュニティの形成を行うとともに、市が施設内にに開設する「仙台スタートアップスタジオ」とも連携。スタートアップに対する支援をワンストップで実施する。
 3階のシェアオフィスには、仮眠室やラウンジも整備した。スタートアップ企業や仙台市、宮城県、東北大学などが入居を予定しており、それぞれが連携して産官学共同で様々な起業支援を実施する。また、独立系ベンチャーキャピタルも入居し、スタートアップ創出を支援する。
 4階にはカンファレンスを整備。スクール形式で最大108名収容可能なカンファレンスルームのほか、ミーティングルームも用意した。
 また、4階にはNTT東日本(東京都新宿区)が運営する「スマートイノベーションラボ仙台」も開設。ICTを活用した新たなビジネス創出や地域の課題解決に向けた実証実験の場を提供し、地域の人とイノベーション創出を加速する構え。
 5~19階のオフィスフロアは1フロア約480坪の整形空間を用意。天井高2800mm、床荷重は500kg/㎡を確保し、約29坪からの小割も可能。

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