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「仙台安藤ハザマビル」完成 省エネに注力したオフィス・住宅の複合ビル

2024.02.05 11:12

 安藤ハザマ(東京都港区)が仙台市青葉区で建設を進めていた「仙台安藤ハザマビル」が完成した。
 同ビルは、延床面積7894㎡、S造一部RC造地上10階地下1階建てのオフィス、賃貸住宅用途の複合ビル。1~3階の事務所は同社の東北支社として使用。4~10階は、戸数102戸の住宅「ブルーヴェル青葉通」として賃貸する。
 省エネや環境対策にも注力。現地で採水される井水を熱源とした天井輻射空調を採用し、建築意匠・空調・照明設備が一体となったシステムを構築。また、屋上のほぼ全面と南側壁面に太陽光パネルを設置し、Net-ZEB達成に必要な創エネ率を確保。建物南側に設置する壁面太陽光パネルは日射抑制庇としての機能も合わせ持つ。
 その他、断熱性能の高い外壁材選定、屋上外断熱の強化、Low-E複層ガラスの採用、住戸間断熱補強など、建物全体の断熱性能を高めるとともに、庇やバルコニーによる日射抑制を行い、空調負荷を低減。住宅部分の給湯器・エアコンも高効率設備機器とする。
 環境認証については、オフィス部分で「BELS」による建築物全体評価で最高ランク及び「Net-ZEB認証」を取得。賃貸共同住宅部分は「BELS」による建築物全体評価で最高ランクおよびZEH-M Oriented認証を取得。事務所および賃貸共同住宅からなる複合施設で、Net-ZEB認証とZEH-M Oriented認証を同時に取得したのは国内初となる。

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