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NTT都市開発「アーバンネット仙台中央ビル」竣工 延床4.2万㎡の”せんだい都心再構築プロジェクト”第1号物件

2023.12.18 11:11

 NTT都市開発(東京都千代田区)は、仙台市青葉区中央4丁目で開発を進めていた「アーバンネット仙台中央ビル」を竣工させた。グランドオープンは2024年3月中旬を予定している。
 同ビルは、仙台市が進める「せんだい都心再構築プロジェクト」の第1号物件。同プロジェクトは、都市環境や「防災環境都市」としての都市個性を基盤に、その質を高めながら都心の機能強化を図り、仙台市ひいては東北の持続的な活力の増進につなげることを目的とした都心部の再構築計画。
 立地は、JR「仙台」駅徒歩5分、東二番丁通に面した場所に位置する。建物は、敷地面積3073・86㎡、延床面積4万2132・77㎡、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造、免震構造地上19階地下1階建てのオフィスビル。
 オフィスフロアは仙台駅西側エリア最大級の1フロア1781㎡の整形空間を有し、また最小96㎡まで分割が可能。さらに、緑と開放感あふれるワーカーズラウンジやテラスを配置することで、多様な「働く場所」を提供するとともに「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方の推進を可能にする。
 2~3階には、多様な人々の交流支援を行うコミュニティマネージャーが常駐するコワーキングスペースやさまざまなイベント活動が可能なカンファレンス施設等、地域に開かれた交流空間を整備。コワーキングスペースでは、仙台市・宮城県・東北大学等と協力して、イノベーション創出の場として起業家や学生、一般企業等さまざまな人や企業をつなぐ機能の導入やイベントを実施する。
 1階のイノベーションスペースは、大型ビジョンを備え、企業PRや地域連携の場としてイベント活動を行うことができる。
 エントランス前の北側オープンスペースは、周辺エリアの結節点としてキッチンカーの誘致やイベントの実施等により、賑わいや滞留を促進する。また、仙台朝市までの道路整備を実施し、ウォーカブルな空間を演出。
 BCP対策としては、2カ所の変電所より2ルートで受電する方式を採用する他、最大72時間運転可能なビル非常用発電機を備える。加えて、テナント専用発電機の設置スペースを備える。
 環境対策への取り組みとしては、共用部・専有部で使用される全ての使用電力を再生可能エネルギー由来のものを使用。オフィス部分ではBELS五つ星を獲得するとともにZEB Ready認証を取得。また、CASBEE-建築(新築)でSランクを取得した。

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