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日本GLPが岡山・早島に物流2棟 両備HDの専用施設とマルチテナント型を開発へ

2023.09.25 11:19

 日本GLP(東京都中央区)は、岡山県早島町で物流施設「GLP早島3.」と「GLP早島4.」の開発を行う。今回の開発で、日本GLPが岡山県内で管理・運営する物件は全部で7棟となる。
 「GLP早島3.」と「4.」は隣接地に建設される。開発地は、山陽自動車道・瀬戸中央自動車道「早島」ICから約1・9kmの、物流施設が立ち並ぶエリアに立地。関西・中四国エリアの各大都市圏の中間点に位置し、山陰方面への配送もカバーできる。日本GLPではトラックドライバーが大量定年を迎える「物流2024年問題」の課題解決への貢献も含め、中四国エリアの物流ハブとして高いポテンシャルを持っているとする。また、周辺には住宅エリアが隣接し、雇用確保にも適している。
 「GLP早島3.」は敷地面積約1万1000㎡、延床面積約1万8000㎡の地上3階で、低床、高床バースを併設しあらゆるニーズに対応。倉庫内に空調設備を実装し、快適な庫内環境を実現する。すでに両備ホールディングス(岡山市北区)の物流部門である両備トランスポートカンパニーが入居を決定している。
 「GLP早島4.」は敷地面積約3万3000㎡、延床面積約5万5000㎡の地上3階。最大9テナントが入居可能なマルチテナント型施設で、最小区画約1300坪台から賃借が可能。各区画に垂直搬送機と荷物用エレベーターを設置し、効率的なオペレーションをサポート。約130台の駐車場、休憩室やシャワー設備など、快適な就労環境を提供する。「3.」は2025年1月末、「4.」は2025年9月末の竣工を予定している。
 日本GLP代表取締役社長の帖佐義之氏は、「岡山県は日本GLPが着目し、開発を続けてきた。『GLP早島3.・4.』は、岡山県の物流プライムエリアに立地し、広域配送に加えて中国・九州エリアをつなぐ物流中継地点としての利用も期待され、『物流2024年問題』対策にも貢献する」と述べている。

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