週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

大崎・五反田エリアの中間で大規模開発 地上20階の事務所棟と店舗、39階のタワマンなどで構成

2023.02.13 11:27

 東五反田二丁目第3地区市街地再開発組合(東京都品川区)と組合員及び参加組合員として参画している東急不動産(東京都渋谷区)は、ともに事業を進める「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」で、東京都知事より権利変換計画の認可を受けた。竣工は2027年度を予定している。
 同事業は「大崎」駅と「五反田」駅の中間に位置する約1・6haの区域を一体的に整備する再開発事業。「大崎」駅に近い1街区と「五反田」駅に近い2街区で構成される。
 1街区では、敷地面積約9210m2、延床面積約6万9090m2、地上20階地下2階の事務所、店舗用途の業務棟を建設する。
 2街区では、敷地面積約4440m2、延床面積約4万3120m2、地上39階地下1階の住宅、保育所用途の住宅棟を建設する。
 周辺では段階的な開発により公園・広場などのオープンスペースや道路整備が進められてきており、同事業がそれらをつなぎ周辺一体の開発を完成させる役割を担う。また、基盤整備により安全性・防災性の課題を改善する他、地域のシンボルである目黒川に面した公園・広場空間を整備することで、魅力ある親水空間を創出する。また、施設建築物には浸水対策を図るほか、帰宅困難者用の一時滞在施設を計画することで、地域の防災性向上を図る。

PAGE TOPへ