週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

ものづくり分野のベンチャー向けシェア型施設「湘南藤沢インキュベーションLABO」来春開業

2022.12.12 10:38

 セット(神奈川県藤沢市)は、2023年4月末の竣工に向けてシェア型研究拠点「湘南藤沢インキュベーションLABO」の開発を進めている。このたび同施設の入居者募集を開始した。
 開設場所の遠藤地域は市北部の準工業専用地域で、最寄りの「湘南台」駅からは車で約10分、綾瀬スマートインターまで車で15分。
 施設は延べ床面積866㎡の鉄骨造屋根2階建てで、床荷重は500~1000kg。1階に6室、2階に9室を用意し、全部屋に電灯、動力、上下水道を完備。ミーティング室やリフレッシュコーナーも備えている。
 化学やITなどのものづくり分野で拡大を目指すベンチャー企業にとって、初期投資が抑えられるほか、一定のスペックを兼ね備えた施設を30~60㎡ほどのスペースから始め、必要に応じて賃貸スペースを拡張できる。
 同社は2022年1月にインキュベーション事業部を設立し、シェアオフィス3拠点、21室を運営。メンターや起業家支援者が「日替わりママ」となるスナック形式の交流拠点「イノベーションスナックみらぼ」なども運営している。
 「湘南藤沢インキュベーションLABO」は、市内のインキュベーション施設を卒業した企業の市内での受け皿としての役割のほか、地域課題を解決する目的でも機能させるねらい。また、スタートアップ支援を地域活性化にもつなげたいとしている。

PAGE TOPへ