週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

日鉄興和不動産 中規模ハイグレードオフィスビルシリーズ第6弾「BIZCORE東神田」11月30日竣工

2022.12.05 11:31

 日鉄興和不動産(東京都港区)が千代田区東神田で建設を進めてきた中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE(ビズコア)」シリーズの第6弾となる「BIZCORE 東神田」が、11月30日に竣工した。
 「BIZCORE」シリーズは既に稼働中の5棟と今回竣工した当物件以降、外神田等での開発計画を進めており、11月30日時点で計17棟(竣工済み6棟、計画中11棟)となっている。
 「BIZCORE 東神田」は敷地面積352m2、延床面積2773m2、鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造地上11階。新型コロナウイルス等の感染症対策、入居者満足度向上、SDGsの観点から新たな取り組みを実施している。
 立地はJR「秋葉原」駅をはじめ7駅8路線の利用が可能な交通利便性の高い位置。各フロアの貸室は、天井高2800mm、約75坪の無柱空間によってフレキシブルなプランニングを可能にする。パントリーやトイレはモノトーンを基調とした上質なリフレッシュ空間を演出。女性用トイレにはパウダーコーナー、パーソナルボックス、フィッティングボードを設置し、女性が心地よく働ける設えとした。
 また、屋上庭園には直射日光を遮る電動オーニングを設置。各テーブルには電源コンセント、共用Wi-Fiを設けた。さらに9階と10階には会議室3室を準備している。
 新型コロナウイルス等の感染症対策としては、深紫外線LED空間除菌消臭技術を搭載した空調ダクト組込型空気清浄機「Aeropure series D」をオフィスビルで初めて導入した。
ダクト内を通過する空気中の細菌やウイルス、臭い、アレルゲン物質を除去し、空間内の空気をクリーンにすることが可能。
 エレベーターにはタッチレス抗菌ボタンを採用し、かご内の換気設備からはプラズマクラスターイオンを放出し、空気を浄化する。さらに、貸室内には自然給気スリットを設置。手動で自然給気ができるほか、1時間に2回室内の空気を入れ替える機械換気システムを導入し、十分な換気能力を確保する。
 入居者は、フルパッケージオフィス移転サービス「オフィスメソッド」と、環境に配慮した新しいオフィス作りを提案する「サーキュラーオフィスメソッド」が利用可能。入居者ニーズを考慮した効率的なオフィスレイアウトをあらかじめ用意し、移転に伴う手間や初期費用の削減、入居までの期間短縮を図り、入居者のオフィス構築をサポートする。

PAGE TOPへ