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野村不動産 石神井公園駅の再開発参画 24年度着工2棟の複合施設

2022.10.24 11:25

 野村不動産(東京都新宿区)は、東京都練馬区石神井町三丁目にて権利者と推進している「石神井公園駅南口西地区第一種市街地再開発事業」に参画する。着工は2024年度を予定している。
 同事業は、施行区域面積約0・6haの区域に北街区と南街区の2棟の施設建築物を計画。
 北街区は、建築面積約2150㎡、延床面積約3万1260㎡、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上26階地下2階、総戸数約210戸(予定)の複合施設。地上1・2階に駅前立地を生かした物販、飲食、サービス等の商業施設を整備する。2階にあたる人工地盤上には神社を再整備し、3~5階には公益施設、6~26階は集合住宅を配置する。駐車場は、荷捌き車両以外は機械式駐車設備として地下2階に配置し、住宅用及び商業施設用の駐輪場についても地下1階に配置することで地上階の有効利用を図る。
 南街区は、建築面積約400㎡、延床面積約2800㎡、鉄筋コンクリート造地上9階、総戸数約20戸(予定)の複合施設。地上1・2階に飲食、サービス等の商業施設を、3~5階に業務施設を、6~9階に駅前のライフスタイルに応じた小規模な住戸タイプを有する集合住宅を整備する。
 環境に配慮した取組みとしては、省エネルギー・空調負荷軽減対策として遮熱ガラス等を採用する。さらに、大規模災害等に備え、高層棟となる北街区は耐震性能を高める制振構造を採用し、施設建築物の事業継続性や自立性確保のため、防災備蓄倉庫ならびに自家発電設備の整備、地下階や電気室の十分な浸水対策等を講じる。

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